就職活動・上京・退職まで

筆者が長崎に住んでいて工学部のパソコン系の学部に在籍、大学3年生の頃の話になります。

4月頃だったかなぁ、福岡のとあるホテルで関東~九州の企業が15社くらい集まって合同企業面談会がありました。10時頃から面談会が開かれるということで、夕方に長崎から特急かもめに乗り、博多駅へ。大事をとって面談会が開かれる福岡ヤフオクドームの近くのホテルで一泊しました。

翌朝、企業面談会とはいっても小規模な感じでした。IT系がほとんどある中で、関東に本社があるA社の説明を聞いて名前やメールアドレスを書いたエントリーシートを提出しました。ちなみにA社は支店が福岡にあると書いていました。長崎で就職活動が厳しいと思ったので福岡でどこかに就職できればラッキーと思っていました。

5月にA社からメールがありました。6月に1次試験をやるので福岡に来て試験を受けませんかとのこと。
早いところ、就職も決めたかったので試験を受けますと返答。
5月某日、試験の日。
自分以外に試験を受ける方が1人いました。メガネをかけて少し背が低く、どうみても理数系に見える男性。年はこちらと同じくらい。ホテル内の会議室のようなところで少し離れて机と椅子がある部屋です。2人採用はないと思うので勝負ということを意識していました。
試験問題は国語が主に漢字テスト、数学は食塩水の問題が数問でした。学力テスト+「あなたにとって就職する意味は?」を問われる作文でした。
当然ながらテストも作文も何やるかは事前に知らされていません。

会社の方は学力テストよりも、作文の方を重視すると説明されました。
筆者は学力があまり良くなく(食塩水の問題は興味がないから放置 笑)、作文に関しては自信があったので結構な長文で提出しました。作文をその場で作れってなかなか難しいです。バリバリ理数系のメガネの方は大丈夫なのかなと一瞬よぎりました。

そして7月になりA社から1次試験合格ですとメールが来ました。2次は面接をまた福岡で行うとのこと。どうやらメガネの人は落ちたようです。今回は自分で何でもいいのでテーマを決めて、プレゼンテーションソフト等を使い、プレゼンをしてもらうというもの。
「裁判員制度」を取り上げることにしました。元々興味があったし、日本中の人が裁判員になる可能性があるからという強みも活かせると思ったためです。

裁判員制度に関して
https://www.saibanin.courts.go.jp/introduction/how_to_choose/index.html

プレゼンを行うために裁判員制度を調べると面白く、弁護士を目指すことに。そしてA社はお断りしました っておいおい。それは冗談です。

冗談はおいといて、視覚効果を使うのはあまり得意ではないですが、プレゼンテーションソフトで何とか作成しました。ファイルをUSBに入れて、USBが読み込まなかった時のために、資料を紙で用意しました。いよいよ、福岡へ。

元々A社を志望した動機は福岡に支店があるからという理由でした。ですが、この理由はA社には伝えていませんでした。向こうにとって福岡じゃないと絶対ダメなの?となるとマイナス人材になるかなぁと。

2次面接の会場は福岡支店となっている場所でした。
場所はマンションの201号室みたいになっていて、いざ到着。
マンションに行き、緊張しながらもノックして入ると社長と副社長がわざわざ東京から福岡に来ていました。マンションに入って驚いたのが、想像だと何人か社員がいてその一室で面接をやると思っていたのですが、机が1つと椅子が4脚しかないのです。福岡支店とパンフレットに書いていた場所は面接に使うためだけの部屋でした。

それを福岡支店と書いていいのかというのはおいといて、いざプレゼンへ。
とはいってもめちゃくちゃ狭い部屋でプロジェクターに映すこともなく、目の前のノートパソコンでプレゼンをやるわけです。難なく終わり、その後の質疑応答もそつなく終わり、7月に内々定のメールが来ました。

早いところ就職も決めておいた方が卒論とかに不安なく取り掛かれるため、もうA社に決めました。

大学を無事に卒業し、神奈川のとあるビルに派遣されて勤務することに。
日勤や夜勤が入り混じり、24時間色々なシステムを監視する業務でした。
長崎からA社に就職できたからこそ、神奈川に上京できたのですが、A社の人間や業務内容が最悪でした。さらには勤務時間・拘束時間が長い割には給料が低い。正直、パンフレットやホームページだけでは勤務内容がどう調べてもわからないことだらけ。1次試験や2次試験の質疑応答もあんまりしなかったかなぁ。なぜなら1社目で慣れてなかったから(笑)


しかも、A社の上司の年はわりと近い方ばかりで4人程度でしたがこの人たちが本当に冷たい。面倒見も悪い。自分の業務に手いっぱいで他の人への気遣いが出来ない方ばかりだったと思います。←あくまで自分の主観ですが、毎日会社に行くのが苦痛になりました。鬱にはなりません!

先輩とはうまくいくはずもなく、こちらもバイトをしたことがないので業務を覚えるのが遅いです。そんな先輩があいつは仕事ができない、問題があると会社の上司のFに報告するわけです。その上司のFがまぁクソでしたね。この人の説教が始まると長いし、聞いているこっちは「早く終わらないかなぁ、苦痛だなぁ」と思ってしまい、叱っている人の自慰行為といえるでしょう。叱られている、注意されている人を説得できる力がないと意味ないなぁと。この頃はパワハラという言葉もないですけど、今思うとそうでしたね。上司のFが会社の舵取りをしていて、社長や副社長は優しいのですが上司Fに関してはもう本当に顔も見たくないし、殺したくもなるし、死んでほしいくらいでした(笑)殺してません!^^

そんなこんなで1年が経過しました。上司Fが給料に関して変更をするという案が出ていて今までは年数で給料が上がっていたけど、今年度からはそれを撤廃して会社への貢献度で給料の上げ下げを決めるというもの。というよりもう決定していました。下っ端は決定事項を伝えられるだけ。誰も文句は言えない体制に問題のある会社なわけです。
こちらは上司との付き合いもしたくなく、業務もつまらないと感じていました。金がもらえるから仕事に行くだけという気持ちに。こっちは会社への貢献度なんてないです。1年で上司Fから嫌われていますし、元々やり方が嫌いです。
会社への貢献度って結局、上司Fのご機嫌次第でしょうと思わざるを得ないです。そんなご機嫌取ってまで苦痛になるくらいならもう冷めますよね。他の社員はご機嫌取りに必死でした。飲み会自体も嫌いなので行きません。あくまでこちらから言わせればですけど、1年9ヵ月が経過したときに雇用の人数を減らさないといけないという話が出てきました。もちろん対象は自分ですよね。最初くらいに説明した通り、勤務時間・拘束時間が長い割には給料が低い。もうこの会社にメリットはないのです。
色々あって、自己都合での退社か、会社都合での退社かを決めてくれという話になりました。社長と喫茶店で話をして自己都合での退社になりました。もう今思えばどっちでもいいです。一刻も早くやめたいし。
A社に入って2年で退職することになりました。鬱にはなりませんが、会社にいる時間が全く面白くなく時間を無駄にしたなぁと思います。結局、A社に感謝することは上京するきっかけだけで、その他はもう怒りと呆れしかないです。なんでこんなところを選んだのだろうという記憶だけですね。
そりゃ2名しか1次試験を受けにこないわけだ。


話は変わって番外編というか実はもう1社受けていました。そこはあくまで滑り止めとして考えていたZ社です。友達のX君と同じ日に試験を受けることになり、1時間違いで面接を受けることに。面接で大学ではどう過ごしていたかとかZ社に入って何をやりたいですか?とか意気込みみたいなのを聞かれたと思います。緊張でちょっと手こずったかなぁ。大学での成績表みたいな物を会社側には送られていてX君よりは頭が良かったので、滑り止めだから受かるだろうと思っていたら落ちました(笑)そしてX君が内定をもらいました!
あくまで滑り止めでしかもこっちはA社に内定をもらう直前で特にショックを受けることなく記憶の片隅にある程度でした。それから時は流れて5、6年後かなぁ。横浜駅の近くにあるビブレのゲームソフト売り場でX君に似ている店員がいて、あれもしかしてX君?と声をかけると向こうもチラチラ気付いていたようで大学卒業以来の再会を果たしました。友達同士でも連絡を取らない関係なのが気楽でいいんです。X君はZ社に入って働いてたんじゃないの?と聞くとX君から衝撃の告白。南アフリカ地方(具体的な国名は避けます)で地震があって、雇っていたプログラマーがほとんど逃げてしまったから、その代わりにX君が南アフリカ地方に出向しろ!出向しなければやめさせると会社から命令されたとのこと。X君からすれば急転直下で外国で働く気は全くなく準備期間もないわけでそんな会社は辞めたとのこと。流れ流れて、ソフマップでフレッツなどの営業販売員をしているとのこと。
X君とは連絡先を交換しましたがその後、連絡を取ることもなく2020年未だにお互い放置です(笑)まぁそれはそれでいいんです。生きてさえいれば。

って事で筆者もX君も入社したところがどっちもゴミ会社だったという事でどうしようもなかったですね。会社選びには気をつけましょう。入社しないとわからない事だらけではありますけどね。

A社もZ社も嫌になってばかりになったらそこから離れればいいんです。
学校も同じですかね。学校だけが全てではない。

自殺しようと思ったことはありませんが、その場が嫌になったら
『君の見ている世界は狭いんだ。』
と他に場所を変えるなり、視点を変えるなりしてみようという気持ちが大事です。
今いる場所って地球や世界規模から見ればほんの1mmにも満たない空間での話です。
めちゃくちゃ狭い世界しか見ていないのにもう嫌になったから自殺しようとかそういうのはダメですよね。自殺するくらいなら、もっと生きたかった人に寿命をやれよ!って思います。現実はできませんけどね。


愚痴を言い出すと止まらないですね、すいません(笑)

まぁ、結局何が言いたいのかというと2年無駄にしても、今は他の会社に就職して普通に楽しくやってますということです。扶養者はいませんけどね。

では、また。

読者の方を楽しませるよう頑張って記事を書いていきますのでよろしくお願いします(^○^)