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ワンダフルワールド

Lyrics

蒸し暑い夏を連れてくる 
そのひとつ前の空に目覚めた

特別雨が好きでも嫌いでもないけれど
雨音を静かに聞く夜は好きだった

傘を持たなくていいのは宿れる場所が増えたから 自由を歩く

少しの悲しさや寂しさを
少しは優しさや温かさも

跳ねる雫 雨踊れ 子供のよう
晴れる朝も選ばなくて いいから

疲れて早く眠りにつきたい
この雨音が眠らせてくれない
まどろみの中 後悔に埋もれ
落とす雫 乾かぬ枕さえ

全てを飲み込まなくていい
吐き出すことも覚えて
まぶたの裏のカンバスに空を 描こう

ライナーノーツ by yumi

今回同時リリースした「ワンダフルワールド」と「wonderful world」、元々のデモは1曲。

そこに違うメロと違う詞をのせました。

テーマも別々です。

「ワンダフルワールド」は冒頭に出てくる歌詞、「蒸し暑い夏を連れてくるその一つ前の空」=6月に生まれた自分自身の内面と向き合って書いた詞です。

これを書いていたのは2年前。
外出がかなり制限されていて、越して数ヶ月の新しい部屋にいる時間が長い時期でした。天井が高くて雨音が屋根に当たる音がよく響いて心地よく、目を瞑りながら風景を思い描き、文字に起こしていきました。

ミュージックビデオは「wonderful world」と同じく、緑茶麻悠さんにお願いしました。

3分ほどの短い映像の中に、ぎゅっと詰まったストーリー。見るほどに引き込まれるまゆちゃんの表情。
私が言葉にしきれなかった想いまで汲み取って表現してくれています。

もう十分すぎるくらい大人にはなってはいるけれど、子供の頃のように些細な事に喜んだり悲しんだりする心をずーっと持っていたいな、と今この曲を聴きながら、ミュージックビデオを観ながらふと思いました。

ライナーノーツ by nobu

流れてくる情報や目まぐるしくルールが変わっていく様相が 半狂乱のようで
以前の世界ってどんなだっけ、ともう思い出せなくなっていたころ 
外の変化に自分を順応させたり 抗ってみたり
外の世界と内の世界が どうもちぐはぐで 交じり合わんなという
そんなときに 今こそ何かカタチとして残しておこうと
曲をつくりはじめて最初にできた曲が「ワンダフルワールド」でした。

同タイトルの「wonderful world」とこの曲は、名前は同じでも、テーマが異なり
歌メロや歌詞も全く異なるため、別の曲としてリリースすることにしました。

Mayu Ryokuchaさんに手掛けてもらった映像でも、
2人の登場人物が交差する「wonderful world」とは異なり、
本作「ワンダフルワールド」は1人の主人公の外と内の変化が描かれています。
曲や歌詞で表現したことが、映像によって数千倍にも奥行きが広がっていて
映像とあわせて観て聴いてほしい すばらしい作品となりました。
暑くなってきたこの季節にぴったりです。
ぜひ、映像と合わせて 繰り返しご覧ください。

Music Video

Sound


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