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sea

Lyrics

some mornings when you get up the day is so narrow
you can’t hardly squeeze in

濡れた足に まとわりつく砂を 愛で なぞった
揺れ立つ波にさえ 怯えた背中と 追いかける影と

落ちてく陽は もたれかかろうとするけど また

some nights when you go to bed the day is so narrow
you can’t hardly slip out

good bye good luck
手を振りながら
夜はやがて凪いだ 湿った朝を連れて
笑顔を隠したいと

ライナーノーツ by yumi

自分の中で忘れたくない、忘れてはいけない、時には忘れてもいいからこの曲を聴いて思い出せるように、そんな気持ちを閉じ込めた曲。


10年前、私に何が出来たんだろう。
行動に移していく人たちを見て、それについていくことも出来ずに傍観していた。
自分のことで精一杯だから、とどこか他人事のような言い訳が頭を巡って、立ち止まっていた。

そんな後悔が、10年前にあった。


海は連れ去るばかりでなく、押し戻してくれることもあると、信じたい。
綺麗事を言うようだが、私は信じたい。

今はそう願いながらこの歌を歌う。


ライナーノーツ by nobu

2013年春に作った曲。バンドの良い時も悪い時も、紆余曲折をずっと一緒に見てきているような曲で、個人的に思い入れが深い1曲。

デモの段階でほぼ現在の曲の原型は出来ていたもので、曲のイメージは波打つ海、希望。仮題もsea-sea。

結成してから1年ちょっとで1st音源をつくり、ご縁があって渋谷公会堂にも出演させていただく機会があり、その勢いでとにかく曲を作らなきゃといった時期に作ったことを覚えている。
ある種の達成感があった当時のバンドの雰囲気は、良いものではなかった。また、2011年から少し時間がたち、前を向いていこうとする当時の時代の空気もあり、当時のバンドとして次の布石となるような曲を、そして大げさではない少しの希望をもった、寄り添えるようなものを作りたかったのだと思う。

寄せては引く波のように、時には希望を、時には癒しのように。
心に響く景色に添えて、出発や帰宅のお供に、聴いてくれる方のそれぞれの時に寄り添うBGMのように、長く長く聴いてもらえるとうれしい。


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photo by Takeshi Kudo

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