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推しにお金をあげるのは悪なのか
毎度どうも。保坂です。全然更新してない。
先日あるつぶやきが若干バズりまして。
ほんとに演劇界お金がないよ。
— 保坂萌 (@mushirase) June 6, 2019
みんながんばってるのにさ。
だからあなたの好きな推しに宣材撮影プレゼントする券本当に販売するよ。
されたい人!手挙げて!
したい人は!一回本人に聞いてみて!
お菓子の差し入れより絶対喜ばれるはず!
90分2万からで上限なし!(額面上がるほど豪華に撮ります) pic.twitter.com/a8jqdynidj
今の所800いいねと600RTくらい。
可愛い動物とかうまい言い回ししてるバズッタラーの方達と比べたら全然ですけど、私からしたら相当伸びました。
割と賛成や推してくださる意見が多かったんですが
『500RTを境にクソリプが湧く』という先人の教え通り、つきましたね、批判的なコメントが。
じゃああなたが無料でやればいい、とか
お菓子より金なんて!とか。
まあ割とバズり始めてから『そろそろ言われるだろうな』という匂いはしたんですよ。想定範囲内の、なんていうんでしょうかね、
『パトロンというものは総じて悪』
みたいなコメントが。
(というかこんなバズると思わなかったんで、お菓子よりーとかが揚げ足取られる言い回しでやっちまったなとは思ってるけど、お菓子でも嬉しいがそれ以上にやべえっていうポジティブな方で捉えてよー実際そうやしーもーという気持ちですが後の祭り)
いや、実際はね、そう言う人たちの気持ちはわかるんですよ。乞食根性を養いたいわけではないし、表現するものよ皆プライドは持て、とは思う。
私がなんでこんなこと言ったかというと、
ある役者の友人が『宣材を撮り直したいけど、お金がないんだよね』
って言ったからなんですよ。
彼女は演劇をやりながらバイトをたくさん掛け持ちしているけど、突然の出費に見舞われたりして、個人宣材60分15000円の捻出が難しい、って嘆いていたのです。
私もなるべく他所よりは安くしようとは思っているんですけど、ああ、そうか、例えば実家暮らしの人や親からの支援がなければ、15000円ってめちゃくちゃ高いんだな、と再認識して、あとはもう絶望ですよ。
演劇界、本当に、めちゃくちゃお金がない。
そうじゃなきゃネビュラ倒産しない。キャラメル休止しない。
そもそも経費が上がってるから(だって消費税だけでも上がったのは明白)
チケット代も総じて高くなってきてるけど
観客の母数が爆発的に増えているわけではないし。
その子には『お金はある時に払ってくれたらいいから、とりあえず撮ろうよ』
といって撮影はしました。
これどうにかしたいじゃないですか。
宣材って『三ヶ月以内に撮ったもので』って注意書きがあるんですよ。
髪型変わってなかったら最長1年は使えるけど、顔がわかってる有名人でもなければ仕事のために定期的に更新しないと、まず書類選考は通らないです。
プロがアマとプロの写真の差をわかんないわけないんだから。
今書類通らないなと思ってる人は宣材変えたほうがいいです。ほんと。
で、去年のことかな、ツイッターでも書いたんですけど
こっちゃんのファンの方が直々に「これで撮ってあげてください、彼女はもっと伸びるはずです」ってお金くださったのです。そういう時の私は絶対に二人を喜ばそうと思ってものすごく頑張りました。写真って最低年一回は撮り直した方がいいです。撮って損はないから是非。 https://t.co/9qQR6ryjeH
— 保坂萌 (@mushirase) June 6, 2019
おいこれ日本語おかしい。
まあこういう経緯があって、プレゼントに協力したんですね。
あれ、でもこれいけるんじゃない?って。
もしこれが推しに渡せたら、仕事増える可能性あるし、いいんじゃない?
となって最初に戻るわけです。
ほんと、急に廃業に追い込まれますからね。
扉座の横内さんもおっしゃってますけど
うちだって、メンバーがそれで食えてる訳じゃないしな。
— KENSUKE YOKOUCHI 横内謙介 (@KensukeYokouchi) June 9, 2019
生活をみつめ直して、辞める者もいる。
若い頃は、何とも思わなかったよ。
弱肉強食の世界で良いし、ショービジネスの世界を勝ち残った者だけがギャラを手にする世界で結構、って。
でも今は違うんだ。
才能を、見殺しにするのがツライ。
ほんとに急にいなくなりますからね。
でもパトロンって、なんというか、リターンが必要というか、愛人みたいなイメージあるじゃないですか。
それって使途不明金のイメージがでかいからじゃないのかなって思うんですわ。
こう…シャネルの…バーキンとか…回らない寿司…マンションをありがとう…みたいな…(最近の言葉だとパパ活?)
でもさー、そういうことして欲しいわけじゃないじゃないですか。
する方もされる方も。
元気なあなたをみたいし、あなたに元気な私をみて欲しいだけじゃないですか。
だから、活動に直結する『写真で支援』っていうのができれば、何に使われているか明確だし、私を経由しているので支援されている方にもリスクが少ないのでは、と思うのですよ。現金って生々しいし。怖いし。怖がらせたいわけじゃないし。申し訳ないし。パワー。
まあというわけで、すでに一件ファンの方に出資していただいた役者さん、撮影しました。
お問い合わせもたくさんいただいてます。
みなさんとても真摯に『彼・彼女を応援したいんです』っておっしゃる方ばかりで、
ああ、気持ちの赴くままに言ってみてよかったな…って思っています、保坂は。
そういう撮影って心意気で撮るからいい写真になるんですよ、撮ってる方も撮られてる方も。
次はその撮影、やりとりのフローについてをモデルケースとして書きます。なるべく早めに。
あ、最後になっちゃいましたが、『推してくれる人いない』っていう人は、頑張って個人撮影予約してください。もちろん私じゃなくてもいいです。プロに撮られてきてください。推されるためにまず頑張ることが大切です。
ただ待っててもしょうがないしね。
んでは。
ご支援いただいたお金は写真の機材費・演劇につぎ込みます。 保坂がスクスク成長します。よろしくお願いします。