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【6/22広島戦◯】悪い残像はいつまでもいつまでも、残っていくわけじゃない

息子の髪を切りに行ったついでに、息子の好きな店で久々にスパークリングワインを飲んでいたら、家に帰るのがすっかり遅くなってしまった。

息子と出かけるたびなぜか鉢植えを買ってしまうのだけれど、今日もまた例にもれず買ってしまった。「ママが息子とでかけると絶対植物買ってしまう現象いったいなんなんやろ?」と聞くと、息子は「ママグリーン化現象」と言っている。わかるようなわからないような。(わからない。)

とにかく重たいグリーンを抱えながらバスを降りる。荷物をおろしてスマホを見ると、1アウト1,3塁で元山くんが打席に立った。

元山くん犠牲フライとかいけるかなこれ大事なところ…!と、言いながら急いでスーパーに向かう。大切なタンパク源であるギリシャヨーグルトを切らしていたのだ。

スーパーでお会計をしている間に、元山くんは犠牲フライどころかしっかりとタイムリーを打っていた。

「元山くんやるね!!」と、息子はうれしそうに言っている。「元山くんを見るとなんだか応援したくなる」そうだ。それはわかる気がする。

「あとね、塩見もすごい好き。なんかさ、足がすごい速い選手とかって、見ててうれしくなるの。応援したくなる」と、言っている。「だからパワプロとかでも足が速い選手作りたくなるんだー」とのことだ。なにか一つでも得意なことがあるというのは素敵なことだよね。と、話しながら歩く。

家に着く頃には、なんと4点も入っていた。髪を切った息子を見てむすめが「かっこいい!!」とはしゃいでいる。平和だ。夏至の翌日、まだ外が明るい中、テレビから聞こえる野球中継の音を聞きながら、急いで夕飯の支度をする。ああ、夏だなあ、と、私は思う。

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