「Museumソムリエ」入門 ⑤ 「料理人」と「お客様」~ソムリエの立ち位置はどちら?~
「Museumソムリエ」入門 ⑤
はい、本日のお題はこれ!
「料理人」と「お客様」
~ソムリエの立ち位置はどちら?~
🌑〈AC〉
前回のおさらいです。
料理人は、
「食材」の組み合わせで「料理」をつくり、その「料理」を組み合わせた「コース料理」をつくる
と考えると、
最後に「ワインの組み合わせ」を決めずに残している。
🌕〈S〉
「組み合わせ」によって「新しい価値」が生み出されることが「創造」、でしたよね。
🌑〈AC〉
さて、前回の問題です!
ワインを選ぶ時、
ソムリエは
「料理人」と「お客様」どちらの側に立っているのでしょうか?
🌕〈S〉
ワインを選ぶのは「お客様」だから、
「お客様」の立場で「選ぶサポート」をしているんだと思います。
だから、
答えは、「お客様」側ですか?
🌑〈AC〉
「コース料理+ワイン」という組み合わせで考えた場合、
「お客様のワイン選択」をサポートしていますから、答えは「お客様」側ですね。
それでは、
「コース料理+ワイン+お客様」という組み合わせで考えるとどうなりますか?
🌕〈S〉
ふ~む。
「美味しい料理」という「新しい価値」を「創造」する「組み合わせ」の要素に、
「お客様」自身も含まれると考えるんですね!
🌑〈AC〉
料理人は、
食材などの組み合わせで、「コース料理」を「創造」していると言えますが、
ソムリエは、
「コース料理+ワイン+お客様」の組み合わせによって、
「料理をいただく美味しい時間」という価値を「創造」していると考えることもできるのではないでしょうか。
🌕〈S〉
なるほど。
そう考えると、
ソムリエは、
「料理人」の側に立って、
「料理をいただく美味しい時間」を完成させるプロフェッショナルだと思うようになりました。
🌑〈AC〉
問題の答ですが、
「ソムリエ」は、「料理人」と「お客様」の両方の立場に立っている。
を正解としましょう。
「Museumソムリエ」の「ソムリエ」は、
このような「ソムリエの立ち位置」に由来しています。
それでは、また次回。
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