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論文・文献紹介

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博物館学にかかわる論文や文献、資料などを紹介しています。
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2022年4月の記事一覧

教育の事業とは?―「 憲法第八十九条にいう教育の事業について」

日本国憲法第八九条は「公の財産の支出利用の制限」を規定したものだが、公金・公の財産は「公…

futabatakei28
2年前
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社会教育はいつ、どこで提供される―『解説教育六法 2020令和2年版』から考える

社会教育がどこで行われるのか、ということについて、法の話を続けてみたい。個人的にはYoutub…

futabatakei28
2年前
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パブリック・アートは誰のため、何のためのパブリック?―工藤安代『パブリックアート…

地域で暮らしていく上で、水道も、道路も、ありがたい。日々、使っています、ありがとう。 学…

futabatakei28
2年前

パブリックな場所(アート)ー工藤安代『パブリックアート政策‐芸術の公共性とアメリ…

このパブリックは、ハーバマスの市民による公論の形成をという意味の「公共」に近いと思うのだ…

futabatakei28
2年前

公論の形成のための「原初状態」ーアマルティア・セン『不平等の再検討ー潜在的能力と…

博物館といっても、水族館、動物園、美術館、大きいところから小さいところ、目玉となるような…

futabatakei28
2年前

~できる力(ケイパビリティ)―「訳者まえがき」『不平等の再検討―潜在能力と自由―』

何をもって「自由」なのか、「豊か」なのか。例えば、14万の飼育員が16万になったら「豊か」な…

futabatakei28
2年前
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人は多様である。「結果」でなく「過程」から人の状態を知る―アマルティア・セン『不平等の再検討‐潜在能力と自由‐』

ああ、そうか。 ながいこと博物館(社会教育施設)の対象って誰?って思ってたし、思われてきた。 例えばね、昭和31年(1956)、鶴田総一郎は「博物館で対象とする人は、既述のように社会人全般である。このうちでも社会教育でなければ対象としない階層、つまり学校教育の対象を差引いた残りは、すくなくとも主として博物館その他の社会教育施設の対象となる」というんだよね。 これって、誰よってなるじゃん。 興味がない人、関心がない人とか、その他大勢とか、いろんな言い方ができると思うんだ

脳の発達とコミュニケーション―ロバート・D・パットナム『われらの子ども―米国にお…

コミュニケーション論というのがあって、それに関連しそうなことを少しメモ。 「早期の人間発…

futabatakei28
2年前
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