龍紋鬼灯丸○○説

以前から龍紋鬼灯丸の考察を書きたいと思っていたがとりあえずこれ以上は中々見つからないと思って今思いついている○○説を書きだした。

1.龍紋鬼灯丸、ヤマタノオロチ説

龍紋鬼灯丸、八岐の大蛇説。コレは「龍」と「鬼灯」の話から出てくる説で「龍紋鬼灯丸は最弱の卍解」みたいな安直なもの以外では比較的ネットでも見かける説だ。ただ、「龍」と「鬼灯」の名前だけなので信憑性は低い。とはいえ最終的にはコレに行き着くのだと思う。

2.龍紋鬼灯丸、麒麟説

龍紋鬼灯丸と斑目一角の名前から連想出来るのが中国の五行思想における中央を守護する麒麟の姿が「顔は龍、尻尾は牛、蹄は馬、鹿の身体で一角獣」という事から。龍紋から顔が龍。そして鬼灯はお盆の精霊馬、ナスの牛と胡瓜の馬のアレとして使われる事から。そして斑目の名字は鹿の身体の斑模様、そして一角。麒麟は仁徳の精霊で王が仁の政治を行うときに現れる。
強い力を持つが不殺の象徴でもあり、その角は人を殺さないように肉の角とも。斑目一角が誰かを支える為の存在であるのであればその誰かは更木剣八であり、その更木剣八は強い「何か」を持っているキャラ。
だから麒麟説もあり得たがそこで零番隊の麒麟児と名前的にダブる、と考えたが見た目こそ坊主とリーゼントで違うとはいえ、始解の形は似てるし、性格なんてソックリだ。
また麒麟児は初代剣八である卯ノ花烈に回道を教え、一角は更木剣八を慕っている。どちらも「剣八」とは浅からぬ縁を持っているので何かあるんじゃないかな、と思っている。ただ、この辺の説は当たっていたからとして「だからなんだ」というわけだが本題は次からである。

3.龍紋鬼灯丸、ラーフ説

日食や月食を引き起こすインド神話における神々と対立する存在であるアスラの一柱。
ドラゴンヘッドとも言われていて昔のインドではあると信じられていた偽りの天体。
龍、そして鬼灯の花言葉である「偽り」から考えた説である。
刳屋敷剣八の飢樂廻廊の斬魄刀も同じ存在がモチーフとなっていると自分は考察している。

ただし刳屋敷剣八の飢樂廻廊はBLEACHの死神の中でも最強格、かたや斑目一角の龍紋鬼灯丸は最弱の卍解と言われている。
だが仮に月食、日食のラーフがモチーフならスロースターターのような長時間戦う能力はおかしいように思えた。

4.龍紋鬼灯丸、クンバカルナ説

ラーフ説の後に考えたのが別のアスラ、クンバカルナ説である。
これはクンバカルナのエピソードと龍紋鬼灯丸の能力が似ていると感じたからである。
クンバカルナは大食漢で世界を喰らい尽くす程であったため、半年に一度しか目が覚めないという呪いをかけられている。
しかしクンバカルナの兄、ラーヴァナの戦争に参加させるために無理矢理叩き起こされる事に。
その際にご馳走を置いて食欲を誘ったり、馬やラクダに踏みつけさせたり、最終的には1万頭の象に蹴飛ばされて目を覚ましたという。
目を覚ましたクンバカルナはまさしく一騎当千の強さを誇った。
最終的には英雄ラーマに倒される存在ではあったが
・スロースターターで覚醒すると一騎当千。
・最終的に英雄に倒される。
というところが龍紋鬼灯丸の能力に近いように感じた。

5.龍紋鬼灯丸、アパスマーラ説。

アパスマーラとは「無知」「忘却」を意味する小鬼、悪鬼の類であり、破壊神シヴァの舞踊神の側面である「ナタラージャ」によって踏みつけられている。
もっともアパスマーラそのものというよりも仏教において青面金剛に従う4体の護法善神、四夜叉であると考える。
これは龍紋鬼灯丸の能力を考えた時に
・時間をかけて一撃必殺の力を発揮
・その後、力を失う
という部分が滅却師最終形態、あるいはそれに姿が酷似している一護の無月に近いように思える。

リジェの万物貫通も自分の考察としては「滅却師最終形態」そのものを打ち出す、という風に考察しているのだがそれと似たような感覚で斬魄刀に「滅却師最終形態」の能力のように思える。
アパスマーラ、四夜叉の中には烏摩勒伽という存在がおり、昇り龍が彫刻された悪い物を祓い、願いを叶える龍神破魔矢を持っているとされるがコレが龍紋鬼灯丸に相当するのではないか、と思う。

6.龍紋鬼灯丸、シャニ説

シャニ、とは九曜における土星の神でその名を「ゆっくり動く」という意味。
九曜とは七曜である日、月、火、水、木、金、土の天体に「ラーフ」と「ケートゥ」を加えて9つの天体として考える占星術の概念。
ラーフ、ケートゥ、そしてこのシャニは九曜においても「大凶」を示す天体である。
シヴァ神の息子、ガネーシャの誕生日パーティに出席した際にガネーシャの頭を灰にしたエピソードがある。
ヴィシュヌが象の神の頭を付け替えてなんとかなったがそれだけ危険性が高い神である。
同時に考え方によってはシャニの引き起こした惨事を太陽神の側面も持つヴィシュヌが現れた事で取り持った、というのは日食、月食とこじつけられなくもない。
また同じ大凶であるラーフ、ケートゥが偽りの天体であるのに対してシャニは実在する土星であるためラーフ、ケートゥ、シャニを統合したものが龍紋鬼灯丸である、と考えられる。
この場合、鬼灯が示す「偽り」とは斑目一角が自分の事を「ツイてる男」という事である。
大凶の天体を備えていてツイてる訳がないのだがこのシャニの乗り物はハゲワシを乗り物とする。
そしてハゲワシは「盗人」の意味がある。
自分自身にツキはないが他人かツキを奪ってそれを「自分にはツキがある」と偽っている可能性がある。

7.龍紋鬼灯丸、そもそも斬魄刀ではない説

この死覇装の考察でも少し触れたのだが斬魄刀の卍解において
・刃となる部分が虚
・鍔が滅却師
・柄、あるいは刀を収める鞘が死神自身と自分は考察している。
そして自分が注目したのは斑目一角の浅打での戦い方。
エドラド戦で浅打と「鞘」を用いた二刀流のような戦い方をしていた。
二刀流の斬魄刀は享楽と浮竹がいるがそれはあくまで始解以降である。
浅打の段階で鞘を用いた二刀流紛いの戦い方をするのは一角のみ。
そして鞘は死神そのもの、という自分の考察で考えを進めると斑目一角にとって斬魄刀、鬼灯丸とは対等な存在。
実際、巻頭ポエムでは「俺達」と複数形である。
これは斑目一角にとって斬魄刀とは魂を時間をかけて写し取らせたようなものではなく、斑目一角を分割して作ったもう一人の斑目一角そのもの。
分け与える者であるユーハバッハ、やちるを生み出した剣八、というよりも自分そのものを分割したザエルアポロとイールフォルトの関係に近いように思える。
また斑目一角は現世で木刀を持ち歩いたりしているがイキっているというものではなく、木刀に鬼灯丸、自分の半身を持ち歩いているのではないか。
そう考えると龍紋鬼灯丸とは刀の形をした鞘で戦っている、つまりは木刀で戦っている。
また、刀の鞘で一般的に使われているのは「朴の木(ほおのき)」である。
「朴」が2つ、つまり「朴s」と複数形で考えて「ホオズキ」という音に「鬼灯」を当てている可能性も斬魄刀を作った王悦を考えると有り得なくもない。
そして虚と死神で霊圧が異なり、その色も異なる。
更木剣八が鬼道をまともに使えないから11番隊は直接攻撃系、となっているが虚と死神の境界が曖昧、破面やヴァイザードのような霊圧に一角がなっているなら鬼道なんて人目で使えるわけがないのである。
そしてもしも一角が鞘使い、だと言うのであれば一角を変わり者扱いしている斑目家とは斬魄刀の「鞘」の生み出す一族、「鞘師の一門」であり刀を収める、休める鞘で戦う一角は確かに変わり者だろう。

8.龍紋鬼灯丸、斑目一角説

コレは鞘説を起点にしてシャニ説等を絡めて発展させたものだが境界線がないのであれば斑目一角自身にも龍紋鬼灯丸と同じ力があるのではないか、と言う事。
完現術者である獅子河原萌笑と戦った時がその一端ではないか、と思える。
獅子河原萌笑はジャックポットナックルと言う「運」を操作する類の完現術だったが一角の鬼灯丸を折った後は殴り合いとなり一角の粘り勝ちとなった。
あの戦闘で色々とジャックポットナックルが弱体化した理由などを語っていたがあくまであれは獅子河原萌笑視点だ。
ジャックポットナックルは使い続ければラッキーが出にくくなる「かもしれない」。
しかし実は勘違いで一角に「相手のツキを奪って自分の物にできる力があったとしたら」で考えて見てもあの結果は成り立つ。
そしてその力らしきものはエドラド戦でもその兆候はあった。
卍解を発動させる前、エドラドがトドメを刺そうとした一撃を一角が受け止めている。
あれはエドラドと戦いながら少しずつエドラドから力を奪い、自分の力に変えていたから瀕死に追い込まれても受け止められたのではないか。

9.龍紋鬼灯丸、紂王説

主にインド神話、そして仏教周りが説の大部分を占めるのだが、BLEACHには砕蜂の卍解、「雀蜂雷公鞭」がある事から封神演義を見てみる事にした。
この「雷公鞭」は原典には存在しないもので後に翻訳したもの達が独自解釈して後付けで追加されたものである。
ジャンプにBLEACHが連載される直前の年、2000年に完結した藤崎竜版「封神演義」を見てみたのだがそこに登場した物語において人間界で舞台になる殷王朝の殷の王、「紂王」の最期を見てこの説を思いついた。
紂王は原典やその後の翻訳者で細部は異なるものの共通して「妲己」という人間の美女姿に化けた妖怪、仙人に誘惑されて堕落した王とされる。
異なるのは「元からのアホだった」とか「ただの人間が仙人に敵うわけもなく、完全な被害者である」とか王本来の資質であり、藤崎竜版は「元々は賢王であり、殷王朝をさらに発展させていく存在」として描かれる。
実際、藤崎竜版の漫画では完全に紂王が討たれるまで何度か妲己が紂王から離れた事で誘惑の力が弱まり、自滅仕掛けていた殷を何度も復活させる有能ぶりを発揮している。
もっとも完全に復活させる前に妲己が帰ってきて、また堕落するのだが。
その紂王だが最終的には妲己によって改造されて「殷の王家の血筋の呪われた力」を解放されて人間の兵士は勿論、道士、仙人、妖怪、あらゆる実力者の力を跳ね除ける怪物に変貌した。
その力は戦う度、というよりも「攻撃される度にそれを乗り越えて強くなる身体」。
結局、妲己が離れたあと、怪物として暴れ回っている姿を見た味方である筈の兵士達に「人じゃない」と化け物を見る目を向けられた事、重税や恐怖政治によって飢餓が苦しみ憎悪の視線を自分に向ける民を見た事によって王としての自我を取り戻し、殷王朝の滅亡を悟り、敵対していた「周」の王へ自ら首を差し出した。
そして首を差し出す決断をする際に誰も居ない城、王家の紋章として「龍の紋章」がバックに書かれた玉座に座り込んでいた。
能力は勿論の事、「龍の紋章」、そして「人じゃない」という事。
鬼灯が「偽り」を示すのであればさらにその漢字を分解し「人為らざる」と読み取る事で紂王説に至る。

まとめ

一応、龍になぞらえて「龍に九似あり」から9つほど考えていた説を書き出してみた。
そして割と共通点があり、それを繋げて「龍紋鬼灯丸」の力、役割、斑目一角との繋がりなどにまとめていくのだけどとりあえず今回は材料となる「説」だけ。
他にも何か探せば別の説は出てきそうではあるが「最弱の卍解」 と言われている龍紋鬼灯丸だが今回上げた9つ、最強とは言わないまでも各神話、伝承で強者としても差し支えない存在である。
まぁ、どれも最期は碌でもない最期を迎えるがそれすらも斑目一角が「更木剣八の下で戦って死にたい」と自ら言っている事からその裏づけとも解釈してしまえるのである。

追加・鬼灯丸の傷薬について

鬼灯丸の傷薬についての考察だが、アレは一角の仕込みだのなんだのと読者側に色々言われた結果、「そうした能力」と公式から回答があるとか。
「俺は最初からそうだと思ったぜ」なんて言うつもりはないが、「あ、やっぱりそうなんだ」と答え合わせで当たった感じはある。
鬼灯そのものが毒、そしてそれを煎じた民間療法的な薬として用いられたのは八岐大蛇説を考える上で速攻で調べ上げていたし、多分鬼灯の花言葉である「偽り」に着目するような考察勢なら自分以外でも思い当たったであろう。
まあ麒麟説で麒麟児との関係性を語っていたので水系統の能力があり、麒麟児の能力を考えれば回復系の液体の能力があってもおかしくないだろうとは思っていた。
麒麟という幻獣そのものも攻撃よりもソッチよりの力を司る神聖な幻獣だし。
また、斬魄刀ではなく、鞘説において鞘に使われる「朴の木」の樹皮、樹液が薬として使われる

別になので傷薬が鬼灯丸の力だった、というのは違和感は自分にはない。
ただ、問題はあの傷薬が鬼灯丸の力だから本当の力は「回復」系であり、龍紋鬼灯丸は「偽りの名前」で本当の力は回復系、という考察について自分は違和感を覚えるのである。

追加考察・龍紋鬼灯丸、龍葵説

「あとはもう龍紋鬼灯丸〇〇説とか出ねえよ」と9似に合わせて区切ったが、割と直ぐに出てきた。
それがこの龍葵。
龍葵とかいてイヌホオヅキ。
バカナスとも言われ実がなるとソラニンなどの強い毒性を持つ存在で食べることも出来ず「役立たず」だとかそうした意味合いの花言葉もある。
かといって龍紋鬼灯丸が「役立たず」という事を言いたいわけではない。
ここで龍紋鬼灯丸、龍葵説を深掘りする前にもう一つ、何故「鬼灯」という言葉が始解と卍解で揃っているのか。
そして「傷薬」が鬼灯丸の力なら始解と卍解の繋がりがある筈。
まともな繋がりが「三節棍」のような鎖で繋がっている事のみしかないから「本当の名前」ではない、との事だが繋がりはある。

鬼灯丸の考察


まず、始解の鬼灯丸だがコレは恐らく植物ではない。
名前だけ見ると確かに植物の鬼灯。
しかしその形状は植物の鬼灯とは程遠い単なる薙刀。
始解の「鬼灯丸」はその姿と名前からモチーフと思われるものは岩礁に産み付けられたアカニシの卵巣。
その卵巣の見た目から別名「薙刀酸漿(ナギナタホオズキ)」
斑目一角の巻頭ポエムの一部。
「波濤の残骸」
「泣き叫ぶ子供」
これらが鬼灯丸のモチーフとなるものが「薙刀鬼灯」である事の根拠となる。
さて、そうなると果たしてあの傷薬の力は何なのか。
「回復」といっても回道だとかそうしたものと比べて劇的なものではない。
劇的な回復効果はないが確かに効果はある。
ようは「治癒力」を向上させている。
回復能力はあくまで「治癒力」の向上の恩恵によるもの。
卵巣である薙刀酸漿とポエムの「子供達」、そして治癒力の向上。
ここから考えられるのは「成長促進効果」である。
成長促進効果が鬼灯丸の力なら、スロースタートで徐々に力を解放していく卍解の龍紋鬼灯丸とも繋がりが出てくる。

再度、龍紋鬼灯丸、龍葵説

鬼灯丸のモチーフがアカニシの卵巣、薙刀鬼灯で成長促進効果が能力として、卍解の龍紋鬼灯丸、今回の龍葵説を掘り下げていく。
視界が貝の卵巣の「形状」から薙刀を示すのであれば卍解の「形状は何なのか」。
コレは植物の「おしべ」と「めしべ」である。
右手に持つ先っぽの方だけが刃になっているのがめしべ。
左手に持つ片刃の大刀がおしべの形。
そしてその中央にある龍紋が書かれた刃は龍葵の花。
おしべとめしべで殴り合って受粉し、力を解放。
そこで生まれるのは強い毒性を持つ龍葵の実。
「役立たず」とは人間側から見た「食用に適さない」ということが一つ。
そして龍葵は雑草としても人間にとっては迷惑な存在である。
紂王説でも斑目一角自身にも龍紋鬼灯丸と同等の効果があるかもしれない可能性を語らせてもらったがコチラの雑草としての性質はなお不味い。
放っておけば龍紋鬼灯丸はその強い毒性で斑目一角のみならず、周り一帯を毒で覆い尽くす可能性があるということ。
十刃の「1」、スタークの虚時代の「弱いと近づく事すら出来ない」という事になり得る。
ただ一角には常に瑠璃色孔雀を持つ弓親がいる。
孔雀は毒蛇を食らう。
弓親は龍紋鬼灯丸についても知っているようだし、恐らくは龍紋鬼灯丸が毒を撒き散らすために備えていると考えると一緒にいる説明がつく。

龍葵説から真の力予想

あくまで龍葵説は龍紋鬼灯丸の力。
「偽りの名前があてがわれてる説」から斑目一角の「真の卍解の名前」、そして「真の力」を考察する。
とはいえ深く考えることもなく、龍紋鬼灯丸は龍葵という物を指し、何かを隠しているのであれば龍紋鬼灯丸と龍葵の字から違いはすぐに出てくる。
「葵」である。
この葵は花の名前だが花言葉には「大望」だとか「 高貴」「多くの実り」という非常にポジティブな意味がある。
だが恐らくコレもフェイクだ、というかその可能性もあったかもしれないが更木剣八との出会いで変わったと思う。
そしてポエムの存在。
「俺達は五本角の雄牛」
「俺達は火を吹く怪物」
この部分と「葵」を結びつけると出てくる植物がある。
「午時葵(ゴジアオイ)」という花で、あるが葵とは別種の植物で一日咲いたら萎れてしまう花らしい。
花言葉は「私は明日死ぬだろう」だ。
そしてその開花する時間というのが午時葵というように「正午」の辺り。
「俺達は五本角の雄牛」
この俺達というのが斑目一角と鬼灯丸の事とする。
残った五本角と雄牛だがこれはそれぞれ「正」と「午」の事を指している。
よく物を数える時に「正の字」で5つずつ区切る方法がある。
そして「午」は「牛」から角を取った形。
午には角はないが正の字が代わりに5本角として意味していると解釈できる。
次は「俺達は火を吹く怪物」。
これは午時葵の中にある油と日光が結びついて自然発火するという話を指していると思われる。
「火」「死」「 太陽」コレラのワードを結びつけると
・日本の神話において誕生と同時に母である伊邪那美の陰部を焼いて親殺しとなり、自身も直後に父親である伊邪那岐に殺された火の神、「火之迦具土」
・インド神話において祭火の火、天においては太陽、地においては稲妻、そして怒りや信仰などあらゆる「火」の神格であるアグニ。
・中国の神話においては三皇の一人、炎帝神農。農耕を広めた存在で木の農機具をつくり出し、毒草と薬草を分けるために最後はケシを服薬して死んだとある。
多分この辺りの火の神の要素、あるいは複合タイプかもしれないがコレラの火の神がモチーフ、モデルになるとしたら場合によっては瞬間的には山本元柳斎の「残火の太刀」を越える火力の力を引き出せるかもしれない。






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