武蔵野算命塾ダイエット講座①

ダイエットを、どんなふうに捉えていらっしゃいますか?
多くの人は「痩せること」と捉えているのではないでしょうか。

「痩せること」だけに関心がいっているように思いますが、そうではなく、ダイエットの意味は「運動や生活に必要な体型を維持すること」になります。
決して「痩せること」ではないのです。

たとえば相撲取りは、あの体型ですが、あれは格闘技を闘うためにつくった身体で、決して太っているわけではないのです。
ですから、相撲取りは太っているように見えて筋肉の塊で、決してぷよぷよしていないのです。

ひと昔前は、ダイエットというと「炭水化物や脂肪は控えましょう」ということになっていたと思います。
最近の栄養士と話をしますと、どうもそうではないことがわかります。
栄養士が問題にするのは、炭水化物だけで、人間は炭水化物以外では太らないそうです。
しかし、脳に必要な栄養は炭水化物なので、最近流行りの「炭水化物カット・ダイエット」なんてやると、頭がボケてくるそうです。
やってはいけないのは、炭水化物の過剰摂取であって、必要な量は摂らなくてはいけないということです。

そして間違えやすいのが脂肪で、脂肪だけでは太らないそうです。
むしろ、脂肪を摂らないと、血管の弾力が失われてくるので危険で、昔の病院みたいに、老人食で野菜の煮物のようなものばかり食べさせていると、血管が破れる危険性が高いそうです。
いま大学病院クラスですと、糖尿病患者でも、脂肪を摂らせるためには、野菜にはドレッシングではなくマヨネーズだそうです。
ところが、中途半端な病院の糖尿病患者を見舞いに行くと、「食事中にマヨネーズなんてとんでもない!」と言われます。
どちらが正しいと思いますか?

プロローグで書きましたように、日本人はアメリカ人の2倍糖尿病がいることになります。
身体はアメリカ人やヨーロッパ人の方がはるかに大きいのに、糖尿病はアジア民族に多く、日本は特に多いのです。
これは、アジア民族はコメを食べるからなのですが、だからといって最近の家庭のように、夜までパンを食べたりするのは間違いです。
これは、歯並びと内臓によって決まる民族食という問題がありまして、日本人がやたらとパンを食べるようになって増えたのは、アレルギーなのです。
「過ぎたるは及ばざるが如し」ですね。

私どもは、アレルギーのご相談を受けますと、朝食をご飯と味噌汁にすることから始めてもらいます。
日本人の場合は、朝食がご飯と味噌汁の子は、パン食の子よりもパフォーマンスが高く、成績もいいようです。

これは、民族食の問題だと思います。

つづく


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