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2022.07.26 ロシアから友達が引っ越して来た

ビエラの地元友達がシベリアからドイツへ引っ越して来た。
二人とは僕もヨーロッパやロシア、日本でも一緒に遊んでて、もう10年以上の付き合いになる。

2月の終わりにウクライナで戦争が始まってからすぐ、ロシア国内でも大混乱が始まった。

ロシアが戦争を始めて数日後、ロシア国内でテレビやラジオ、新聞などで「ウクライナ侵攻」とか「戦争」という言葉を使えなくなって、Youtubeなどでも厳しい規制が始まった。

数週間後には、デモや抗議活動は勿論、SNS上で「戦争反対」と書くだけでも逮捕されるようになり、InstagramやFacebook、googleすらも使えなくなってしまった。(多くの人達はVPNを外国に変えて使ってるんだって)

食品や日用品などの値段は日増しに値上がりして、その頃からロシアから国外へ逃げようとする友達や知人が増え始めたのだけど、ビザを取るのにとにかく時間がかかる。

やっと空港まで辿り着いても、空港でスマホを調べられて、SNS上に「戦争反対」などの投稿があった場合、出国禁止になった人もいると聞いて驚いた。
なので、これまでの投稿を一旦全部削除して、アカウントも見えないようにしてるそうだ。


そうして準備から約2ヶ月後、やっとドイツへやって来たセリョージャとナスチャとネコ。
ちょっと前まで僕らと同様、毎日仕事して、友達と遊んで、スーパーで買い物して、家族でご飯を食べてという平穏な日々を送ってたのに、突然みんなバラバラに暮らさなくてはいけなくなった!と話してくれた。

でもウクライナで暮らしてる人達のことを思うと、そういう話も今はあんまり出来ないと言ってて、同じ避難してる環境でも、自分達は世界の悪者だと思われてる気がして、町中でロシア語を使うのも躊躇してしまう程だと聞いた。



まあせっかく来たことだし、いっぱい楽しもう。と僕らは一日中ベルリンの町を歩き周った。
マーケットや展示を見て周ってると、いつも通りのゆるい二人で安心する。
これから田舎町で部屋探しと仕事探しだ!と、はりきってる姿を見てると、これもきっと何かの縁で、僕らは助け合わなくちゃいけないんだと思った。

この先一体どんな未来がやって来るのか僕には知る由もないけど、あの時ドイツに引っ越した選択は間違いじゃなかった。と二人が思えるような面白いドイツ生活になればいい。

のんきに生きよう。


丁度シベリア出身アーティスト達のグループ展やってた









いや、これ誰かからサポートあった時ほんまにむっちゃ嬉しいんですよ!!