歌詞読解「有心論」
―情報―
作詞:野田洋次郎
作曲:野田洋次郎
アーティスト:RADWIMPS
―自己解釈(読解)―
ある日、今にも死のうと考えた僕を救ってくれた君との少し切ない物語。
僕に愛を教えてくれた君。とても幸せで楽しかった。でも、そんな君は、もういない。
二人の最後の愛の形とは・・・。
過去の僕は、自分にも周りにも嘘をつきながら生きてきた。そんな生活を送るうちに誰も信じることができず、明日も生きようとも思わない。そんな僕の前に君が現れてくれたんだ。
「こんな嘘しかない僕のことを好きになれる?」
「そんな君を愛してほしいなら、まずは私を愛してみてよ」と僕の過去の話を聞いて泣く君。
僕は僕のために泣いてくれる君がとても綺麗に見えて笑って(笑顔になって)しまった。そんな僕につられて笑う君。
初めて嘘をつかない僕を認めてくれた君。
その後の人生はとても幸せだった。
僕を救ってくれた君は、まるで神様のような人だと思った。
しかし、幸せもいつかは終わりを迎える。
ある日のドライブデート。大きな交通事故にあった。二人とも救急車で運ばれた。
僕は、白いベットの上で目を覚ました。そして彼女が死んだことを知った。僕は絶望で君と出会う前に戻ってしまった。
そして、医者から今回の事故の話と君の心臓が僕に移植されたの話を聞いた。彼女は脳死だったらしい。僕は、重体で心臓が止まりかけていて、新しい心臓が必要だったらしい。
僕は、心臓に手を当て「君は、死んでまで僕を救ってくれたんだね。前に僕に戻ったら君に怒られるかな。」
君の心臓が止まらずに僕の命を動かしてくれるなら、この命を大切に使うよ。そして、君という素敵な神様(君)がいたこと死ぬまで語りづづけるよ
―歌詞―
今まで僕がついた嘘と
今まで僕が言ったホント
どっちが多いか怪しくなって 探すのをやめた
自分の中の嫌いなところ
自分の中の好きなところ
どっちが多いかもう分かってて 悲しくなった
どうせいつかは嫌われるなら 愛した人に憎まれるなら
そうなる前に僕のほうから嫌った僕だった
だけどいつかは誰かを求め
愛されたいとそう望むなら
そうなる前に僕の方から 愛してみてよと
君があまりにも綺麗に泣くから
僕は思わず横で笑ったよ
すると君もつられて笑うから
僕は嬉しくて泣く 泣く
明日を呪う人間不信者は
明日を夢見る人間信者に
もう昨日を探していた僕はいない いない
君は人間洗浄器 この機会にどのご家庭にも
一つは用意していただきたい
こりゃ買わない手はない嘘ではない
驚くべき効果を発揮します 新しい自分に出会えます
ただ中毒性がございます 用法・用量をお守りください
こんなキャッチフレーズを書こう
やっとこさ君のクローンが成功したときにでも
だって君は世界初の 肉眼で確認できる愛
地上で唯一出会える神様
誰も端っこで泣かないようにと
君は地球を丸くしたんだろう?
だから君に会えないと僕は 隅っこ探して泣く 泣く
誰も命無駄にしないようにと
君は命に終わり作ったよ
だから君がいないその時は
僕は息を止め待つ
するとね君は いつでもここに来てくれたのに
もうここにいない いない
明日を夢見る人間信者は
明日の死を待つ自殺志願者に
3分前の僕がまた顔を出す
息を止めると心があったよ
そこを開くと君がいたんだよ
左心房に君がいるなら問題はない ない ないよね
二秒前までの自殺志願者を
君は永久幸福論者に変えてくれた
そんな君はもういない いない いない いないけど
この心臓に君がいるんだよ
全身に向け脈を打つんだよ
今日も生きて今日も生きて
そして今のままでいてと
白血球、赤血球、その他諸々の愛を僕に送る