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【コラム】自身のレッスンの特色#2

みなさんこんにちは、MUSAKOドラム教室の茂木草馬です。

今回は前回の続編なので、前回記事から読んでいただくことをオススメいたします♪

それでは早速参りましょう!

楽譜を使う

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私のレッスンでは基本的に楽譜を使用します。
理由はいくつかあるのですが、その中でも重要なものだけいくつかお伝えしたいと思います。

●まず1つ目は

楽譜は普遍的なもの 

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だからです。

老若男女、プロアマ、もっというと海を超えても楽譜は楽譜です。
もちろん楽曲のレベルはあります。
万国共通の文字のようなものと思ってもらえればわかりやすいかと思います。

日本では小さい子から、大人まで、文章のレベルはあれど、同じひらがなを使いますよね。
最初は覚えたり、読んだりすることは大変ですが、一旦習得してしまえば生涯使えるものです。楽譜を読むことは文章を読むこととまるで同じです。

音楽を長く、生涯学習のように楽しみたいと思ったら、楽譜が読めたほうが俄然理解も深まります。

●2つ目の理由は、

共通認識になるから



共通認識というのは、
例えばレッスンをしていて、当然ですがスタジオに生徒さんと講師がいる。
今日はこの課題をやりましょう、ということで両者が同じものを見ながらレッスンが進むことが共通認識であり、大切です。

この同じもの、が楽譜ですね。
お互いに同じものを見ていれば"2段目の3小節目からやってみましょう"、なんて言い方でも伝わります。
反対に、たまにあるのですが、同じ曲の楽譜でも微妙に違う楽譜を見ていたり、自身で書き直したものを見ていると、段や行がずれたりして困ることがあります。
あくまでも同じものを見るか、行などをみんなと合わせることが大切です。

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学校でも先生と生徒たちが同じ教科書を共有しながら授業が進みますね。
今日は○ページからやりますよーとか言われて、みんな一斉にそのページを開きます。

そしてそこから一人ずつ音読させられたりして、、
今思えばすごいレベルの高い共通認識を共有しながら授業って進んでましたね。(笑)

ドラム、音楽の世界でも教科書がわりに楽譜が必要になるわけです。
もちろんバンドをやってると譜面を使わなかったり、
あそこのギターソロのところもう一回!なんて言い方でもメンバーには伝わって、不便をしないこともあります。

最近ではめっきり減りましたが、楽譜を使わない、読めないプロも存在します。

ただ初めてやること、初めて音を出すお相手、もっというとお仕事、というシーンではまず間違いなく楽譜があったほうがスムーズですし、楽譜が読めることが求められます。


最後の理由は、

たくさんの楽曲に触れられるから

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楽譜は先述した通り、一旦読めるようになればその能力は生涯使えるものです。
まさに文字のような物です。
みなさんは今までの人生で2、3冊以上の本を読んだことがあると思います。
読書家の方なら数千冊読んできたという方も珍しくありません。
ではなぜそんな膨大な量の本を読むことができるのでしょう。

1つは文字に慣れている。
もう1つは本を読むことに慣れている。
その根底には本が好きだから、というのがあると思います。

ではもしあなたが
音としての言葉の意味はわかるけど、ひらがなや漢字、カタカナ、要は文字があまり読めず、調べながら本を読むとしたら。
生涯のうちに読める本もきっと数冊でしょう。
そして何より文字や文章、本に対して苦手意識が残り、楽しくない、
という結論が出てしまうことでしょう。

それでいいじゃないか!と言われたらそれまでなのですが、
せっかくドラム、音楽を教わるのならいろんな楽曲やリズム、アーティストに出会い、そして叩けるようになって欲しいと思っています。

その数はやっぱり死ぬほど聞き込んで、覚えたからできる曲数よりも、
譜面が読める人ができる曲数の方が圧倒的に多くなります。

先ほど本を例えに出しましたが、
仮に知らないタイトルの興味ない本(散々な言われよう)であっても、
日本語が読めれば読むことができますよね。

曲も同じです。
聞いたこともなかったアーティストの聞いたことのない曲をレッスンでやっても、その日のうちに叩けるようになります。
逆に、楽譜が読めずに耳コピ、感覚で覚えようとしても1レッスンでは限界があります。

相当良く頑張って1週間で完成させても、楽譜が読める人と比べるとすでに1週間で差がついています。

もちろん耳コピ能力も楽譜を読む能力のように、次第にUPしていきます。
しかしその差はそこまで縮まらない、ということは今までの経験で断言できます。(もちろん当社比のように以前の自分と比べたら格段に正確性もスピードも上がります。)

たくさんの出会いがあることで、自分の音楽人生が、もっというと人生そのものがより豊かになると信じています。
レッスンで使った曲で、
こんないい曲あるんですね!
とか、知らなかった聞いてみます
興味あったからやれてよかった

などと言ってもらえることが一番嬉しいです。

私は今まで何曲ぐらい演奏してきたんだろう。。
演奏したことを忘れている曲も100曲ぐらいはありそうです。
(本や漫画でもありそうですね)

まあ私の話は置いておいて、
以上が楽譜を使ってレッスンする大きな理由です。

初心者の生徒さんでも、年間5曲以上を目標に、頑張っていきましょう!

さて、このシリーズも終了、また次回お楽しみに♫





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