見出し画像

役者による稽古場日誌『今日の調理器具』③

今日の担当調理器具:すりこぎ棒(古本ミユ)


こんばんは、すりこぎ棒です。

生まれた時からずっとすりこぎ棒みたいな頭の形や顔の形をしています。

前回のnoteの素敵文を書かれたのはカクイさんでしたね。その後が私って本当に嫌です。
カクイさんといえば素敵な方で、本当に頭の良い方です。お勉強ができるとかそういう意味じゃなくて(いやお勉強もものすごくできるらしいんだけど)、語彙力というか、空気を読む力というか、すごいんです。きっと人間誰しも「なんであんな事言っちゃったんだろう…」みたいな、夜に一人になった時の反省会開催経験ってあると思うんですけど、カクイさんは開いた事がないと思います。開く必要がないからです。もし開いてたら開かなくて大丈夫です。開かないでください。いつどんな時でも俊敏に的確に返答してくれるにもかかわらず、絶対に余計な事を言わないし、人を傷つけるような事を言わない。けど面白くて、たまに毒っぽい事を言っても誰も傷つかない言い方をする。優しい。しかも自分語りって大抵鬱陶しがられると思うんですけど、カクイさんによるカクイさんの話は違う。全く鼻につかない。カクイさんより私の方が年上ですが、私が日本語がわからなくなっても(日本語しか話せないのに)、カクイさんがみんなに翻訳してくれる。風に吹き消されそうな誰かのどうでもいい話もちゃんと拾ってちゃんと突っ込んでくれる。声も素敵、芝居も素敵。カクイさんはそういう人です。カクイさんの紹介文を書いてしまいました。

---ここからはそんなカクイさんをオーディションでとったj.y.park高橋さんの劇団、劇団武蔵野ハンバーグの新プロフィールを、ムサハンHPをもとに私が勝手に考えたので新プロフィールにて終わりたいと思います。---

【劇団武蔵野ハンバーグ】

2014年に作・演出の高橋一八を中心に結成。2019年にコント公演から演劇公演にシフトチェンジ。モノトーンを基調とした作風から一変、今では鬘を被り、学ランを着て何冊も積み上げた赤本を背負っては、背負ってる赤本が邪魔過ぎてみんなの邪魔にならないよう楽屋を小さくうろうろしている。武蔵野ハンバーグのジャンルは不条理ギャグ漫画。考える事をやめてしまった大人、やめてしまいたい大人が観た方がいい新ジャンル。劇中ではたくさんの素敵な楽曲が使われるが、演出と台詞によって曲の良さが台無しにされている。近年はミュージカル化してきているとも言われているが、声楽を学んできた者はいない。タップダンスも足の動きと音がずれている。他に有象無象とも言われたりするが、一番有象無象しているのは舞台面ではなく、楽屋である。登場人物と早替えと小道具が多いからだ。魔窟である。

主宰の高橋一八は、映画、音楽、演劇と詳しいのだが、そんな高橋が選ぶベストムービーはレゴムービーである。コーラが好き。

古本ミユ


劇団武蔵野ハンバーグは、2023年10月の公演で第10回を迎えます。キリの良いというだけで、お祭りのように色んな情報を発信していきます。第2弾「役者による稽古場日誌『今日の調理器具』」をお送りします。第3回は、すりこぎ棒(古本ミユさん)です。

【古本ミユ|劇団武蔵野ハンバーグ出演歴】
・第七回演劇公演『わいわい新型レ◯サス試乗会in四条河原町』
2022年11月25日(金)-27日(日)@下北沢OFF・OFFシアター
・第八回演劇公演『蕎麦にいるね』
2023年3月10日(金)-12日(日)@下北沢OFF・OFFシアター
・第九回演劇公演『地元のイオンめっちゃ人いる』
2023年7月21日(金)-23日(日)@下北沢OFF・OFFシアター

劇団武蔵野ハンバーグ次回公演
第10回演劇公演『たまにはこうして肩をうおうトゥナイト』
2023年10月13日(金)-15日(日)@下北沢OFF・OFFシアター

ご予約フォーム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?