小さい事業やプロジェクトを確実に進捗させていく13のステップ

社内で「事業の進め方」について言語化する機会があったので、
共有させていただきたいと思います。

自社内のプロジェクトでも、
お客様の伴走もヒト・時間・カネといった資源が小規模で編成されることが多く、進め方を可視化して、ある意味それ通りに進めて、丁寧に行った方が、
”よくある地獄パターン”を回避できて、
改善してくいく確率が高いなと思ったことが言語化のきっかけでした。

※よくある地獄パターンとは
なにか失敗が起こるとだいたい打ち手とかターゲットに関する議論になって、それらで時間を浪費した結果、
近視眼的に「とりあえず前に進もう!やろう!」みたいになって、
またミスったり、何も起こらなかったりする。
ちょっとずつの出血して、どんどんピンチになってるのに、
みんな真剣に頑張ってるという地獄。

以下は本にも書いてそうな教科書的なPDCAの考え方もとりいれつつ、
実際にやってきた実感値も含めて言語化したものです。

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▼事業の回し方

①目的の明確化
②目標の設定
③現状把握(定期的に):平均客数・客単価・感覚など
④課題の列挙:目標と現状の差
⑤原因の特定:差を生んでる要因
⑥仮説:原因はこうやって生まれているのでは?問題の特定。
⑦打ち手:仮説に基づいて問題を解決するための実行方法
⑧打ち手優先度の決定:打ち手実行の工数×改善インパクトでもっともスコアが高いものから実施する
⑨打ち手リソースの確認:使える時間・動ける人員・事業資金の洗い出し
⑩実行スケジュール立案:打ち手の実行計画の作成
⑪実行:やる
⑫振り返り:やれたかやれてないか。やったあとの結果はどうだったか。
⑬打ち手とスケジュール変更:打ち手の結果と現状を加味して、打ち手の内容・打ち手の優先度・スケジュールを再構築する

※一定期間置いて

③現状把握(定期的に)
④課題の列挙



繰り返し
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上記は平たく言うと、いわゆるPDCAってやつかなと思いますが、
中でも重要と思っている点について補足します。

⑨打ち手リソースの確認:使える時間・動ける人員・事業資金の洗い出し
⑩実行スケジュール立案:打ち手の実行計画の作成
ここをきちんと把握しないと夢物語のような打ち手になり、
また、時間軸の計画がされていない打ち手は永久に実行されません。
人間は弱いので。

⑫振り返り:やれたかやれてないか。やったあとの結果はどうだったか。
ポイントは「そもそも実行できたのかどうか?」も議題とすることです。
なぜ実行できなかったのか?を潰すことは非常に重要で、
その打ち手の実行が楽しくない(心理的ハードル)といったような事も含めた、実行ハードルを把握して、解決策を創発できれば、改善に向かうことができます。
「なんでやってなかってん!気合い入れろや!」と実行者を詰めるのが一番アウトです。

⑬打ち手の結果と現状を加味して、打ち手の内容・打ち手の優先度・スケジュールを再構築する
言わずもがな重要なのですが、優先度とスケジュールを再度編成し直すことは時々忘れさられてしまうので、注意が必要だと思います。

結局実行が一番むずいし大切だけど、
実行に傾倒しても終わる。

結局実行が一番大事だ!というのは僕も本当だと思います。
一番めんどくさくて、時間もかかってしまうし、疲れます。
だからこそ、人を動機付けして実行に駆り立てるられるリーダーはとても価値があるし、
一旦なにも考えずに実行に身を投じれるメンバーは聡いということだと思います。

ただ、事業は正しい努力しか報われないというシビアな世界なので、
経営者や事業責任者は、動かしていける実行以外の部分をきちんと、
観察・整理して、次に活かしていくということが大事だなと思った、この頃でした。

自戒を込めて。

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