「マザーハウス」×「北欧、暮らしの道具店」のYoutube配信がとても良かった話
株式会社マザーハウスのYoutubeチャンネル「木曜生カレッジ〜情熱と思考をアップデートする」を見ました。
内容は、マザーハウス副社長の山崎大佑さんが様々な分野で活躍するゲストをお招きしてトークするというものです。その中でわたしが見たのは、株式会社クラシコム代表の青木耕平さんがゲストの回。
どちらも好きな会社で、かつとても良い内容だったので、グラレコにまとめてみました。
「自分にフィットする」を大切に
「フィットする暮らし、つくろう」
クラシコムの経営理念に対する、青木さんの考え方が素敵だと思いました。
「例えば、自分にフィットするお気に入りのシャツを着た時って、他の人が着てるシャツなんか気にならなくなると思うんです。自分はお気に入りのシャツを着ていることに集中できます。
私たちは、『お客さまの人生をお気に入りのシャツに感じられることを支援したい』という想いがあります。
青木さんが言われている通り、自分にフィットするものを見つけた時って、周りのことを羨ましがったり、周りと比較したりすること少なくなります。
そしてそういう時は、私自身一番幸せを感じます。
比較対象は相手ではなくて、過去の自分になるから、真っ直ぐに自分のやりたいこと、ありたい自分に向かって歩むことができる。
ただ、自分にフィットするものを見つけるのってとても難しいという問題はあります。多分、この話を数年前の私が聞いてもよく理解出来なかったかも、、と思いました。
それは、数年前の私は、自分にフィットするものを見つけたことがなかったし、自分にフィットするものが自分をどれほど心地よくしてくれるのか、知らなかったから。
クラシコムの行動指針の中には、「センシティブであれ」というものがあるそうで、これがまさに自分の感情に敏感である力を指します。
私たちは、どうしてもスキルや資格など目に見える力を身につけようとしがちですが、それ以上に大切なこと。それが、「センシティブである」こと、自分の感覚に自分で認知できるようになること。
すぐに答えを探そうとする世の中だからこそ、「自分はこのように感じる」ことが出来る感覚を身につけることが必要なのだと思いました。
ビジネスは生物と同じで、伸びたがるもの
お話の中で印象に残っているのが、青木さんの会社の規模、ビジネスに対する考え方でした。
僕は健やかな組織でありつづけたくて、そのための条件が、『新しい人が入り続けること』なんです。新しい人が入るよりも辞めていく人が多いのは健やかではないので、健やかな組織であるために退職者よりも新しい人が入る比率が多くなる。だから自然と、売上の規模は大きくなっていきます。
ビジネスは生き物と同じで伸びたがるもの。例えば子供の場合、幼い時は可愛いからそのままでいてほしいと思うけれど、それは健やかではないですよね。子供を育てるのと同じように、会社に成長するポテンシャルがあるのなら、育てることが健やかさだと思っています。
お話を聞く中で、青木さんは目の前の物事をフィルターもかけずに観ることができる方だと思いました。フィルターとは世の中の常識だったり、自分の中の固定概念だったり。
青木さんが「ビジネスは生物と同じ」と話をしていたように、皆が共通の概念として捉えている物を全く別物として観ることで、新しい考え方に出会うことが出来るんだ、と強く感じました。
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私は、『こうありたい』という自分の理想像は何となくイメージしているものの、『これを必ず成し遂げたい!!』という欲は全くない方で。。
自分の欲の無さは良い面でもありますが、大きな欠点であると思っていました。大きな目標がある人や大きなことを成し遂げている人を見て、凄いなと感じる反面、自分の欲の無さに対して、私には感情がないんじゃないのか、と悩むこともありました。
でも青木さんのこの言葉が、自分が成長する、変化する動機として強く腑に落ちました。
僕自身は会社を大きくしたいとは思わないけれど、社会が変わっていくので、自分たちが作り上げたプラットフォームを変えないために、変わり続ける必要があります。
たとえ自分に欲が無かったとしても、「自分が大好きな場所」を変えないため、無くさないために変わり続けることなら、きっと私は大きな力を発揮できるんじゃないかと思います。
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