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『絶対に受けたくない無駄な医療』

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室井一辰が2014年に発表した『絶対に受けたくない無駄な医療』を、2019年に書籍を2冊発表することを受けまして、順次、無料公開してまいります。世界を動かそうとしている、「チュー…
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2019年3月の記事一覧

『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)(65回)アレルギー検査の際に
非特異的IgEやIgG検査は避ける
米国アレルギー喘息免疫学会

『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)(65回)アレルギー検査の際に 非特異的IgEやIgG検査は避ける 米国アレルギー喘息免疫学会

【第65回】受けたくない医療62【アレルギー】
アレルギー検査の際に
非特異的IgEやIgG検査は避ける
米国アレルギー喘息免疫学会
 
 根拠のある検査を進めた方がいいのはアレルギーでも変わらない。
 米国アレルギー喘息免疫学会は、「アレルギーの診断と治療には、イムノグロブリンG(IgG)検査や非特異的イムノグロブリンE(IgE)検査を避けるべきだ」と指摘する。IgGは感染症やガンに対する抗体医

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『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)(60回)重症ではないぜんそく、気管支炎で胸のX線検査をしない
米国病院医学会

『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)(60回)重症ではないぜんそく、気管支炎で胸のX線検査をしない 米国病院医学会

【第60回】受けたくない医療57【呼吸器科】
重症ではないぜんそく、気管支炎で胸のX線検査をしない
米国病院医学会

 ぜんそくや気管支炎で胸のX線検査をする場合があるかもしれないが、米国の学会は否定的だ。米国病院医学会は、「重症ではないぜんそくや気管支炎の子供に胸部X線検査を実施してはならない」と言う。臨床研究によって、胸部X線検査はぜんそくや気管支炎の診療では有用性が限られると分かっているから

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