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自分が一番可愛い主義🥺

毎朝、メイクをして鏡を見る。
「今日も私が一番可愛い。」

無論、有名モデルやアイドルと比べてルックスが可愛いとか、
そういう次元の話ではない。

誰に何と言われようと、自分が一番可愛いのだ。

誰かに優しくするのも、自身のメンタルのため。
人に優しくすることで、人に優しくできる余裕のある私は可愛いってこと。

感謝の気持ちを持つこと。
歩きスマホをしないこと。
ゴミが落ちていたら拾うこと。

信号が変わりそうになったら無理に渡らないこと。
自転車でも、一時停止すること。
思いやりの気持ちを持つこと。

時間を守ること。
他責思考をしないこと。
意味を感じないものから、何かを得ようとする姿勢を大切にすること。

全部自己満足の範疇だ。

マイルールを決めて、それを意識せずとも継続して実行できるレベルまで努力で持っていく。
そして、それができる私は可愛い。
できることが増えていくたび、私は「可愛い」を更新していく。



先日、道端で見ず知らずの人に一方的に暴言を吐かれた。
私に非がないのにも関わらず。

けれど、私は何も言い返さなかった。

何も言い返さなかった。
というよりは、
何も言葉が出てこなかったと言うのが正しい。

他人を罵倒するような言葉は、いつの間にか私の辞書から消えていた。

「言葉は言霊」と、昔から言い伝えられているように、
暴言を言い返したところで自分が傷つくだけだから。

正直、悔しかった。
なんで私が心無い言葉を、突然浴びせられなければならなかったのか。

自分が可哀想だった。
恨みたかった。
こんな思いやりの微塵もない人間が同じ町に住んでいるという事実が嫌だった。不幸が舞い降りればいいと思った。

けれど、恨んだとて自分に呪いがかかるだけなのだ。

それならいっそ、
【世の中にはこういう人もいるんだ。反面教師にしよう‼️】
そう思う心の余裕の差が、私の可愛さをより一層引き立てている。


私はなんて心が綺麗な人間なのだろうか。
今日も、誰よりも私が一番可愛い。




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