売り手と買い手の致命的な【ボタンの掛け違い】について
おはようございます。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■福岡では
もうじき大寒波が来る
との予報があり、
私自身も
その寒波に備え
寒くないような服を
準備するなどして
その寒波に備えているところです。
久しぶりに
そういった冬の服を着るのは、
約一年ぶり。
そうなると、
久々に着る服のボタンを
上から順に留めていく
わけではありますが、
気が付くと
最初の一つをかけ違えており、
それに続く形で
てんでバラバラに
ボタンが留まってしまい、
なんともちぐはぐな状態の
洋服に仕上がってしまいます。
人に見られると結構恥ずかしい
ところですね(笑)。
さて、経営においても
このような
【ボタンのかけ違い】
が存在することも。
今日はそんなことから
私自身が最近体験したお話を
シェアさせていただきたい
と思います。
■これは以前の記事でも
再三述べさせていただいている
ことなのですが、
現在弊所においては
『求人広告』をしています。
しかしながら、
求人広告をしているものの、
結果として(変な話ですが)
もう求人をする予定は当分なく、
現在のスタッフの
『力の底上げ』をしていきたいな
と考えているところ。
少し話は逸れましたが、
求人広告をするにあたり、
【その求人広告の会社の考えと私との想いが
少しずつ食い違ってきている】
という状況が出てきたのです。
■近年の税理士業界は、
本当に税理士事務所の経験者が
少なくなっており、
税理士試験の受験生自体もまた
少なくなっており、
相当な採用難となっています。
そういった状況ですので、
結構な高額な広告費用を払って
求人広告をしたとしても、
結果はそう簡単に
付いてくるものではなく、
私自身、求人広告にトータルで
50万円ほど費やしたものの、
本当に全くもって
経験者からの応募がない
という状況(泣)。
ただ、
私としては
それはそれで仕方のないこと
だと思っていますし、
【現在のスタッフの力の底上げ】
をすることこそが
最重要と思い始めている状況です。
(相当なプラス思考なのかもしれません(笑))
■そんな状況から
その求人広告の会社から
提案を受けたお話が、
「もっと採用基準を
下げられた方が良いですよ」
ということ。
そして、
求職をしている
(登録をしている)人に対して
スカウトのメールを送信する
機能も付いており、
「せっかくなので
そのスカウトメールも
ガンガン送った方が良いですよ」
といったことも。
そういった提案を
いただいたのですが、
私としては全くピンと来ず、
採用基準を下げて
本当は考えていないレベルでの
人を採用してしまうことは
経営にとって
かなりハイリスクですし、
スカウトメールも、
本当に良いと思っていない人
に対して
せっかく機能が付いているので
数多く送る
という行為は、
まさに本末転倒ではないか
と思うのです。
■少し残念に思ったのが、
私自身
【経営に対する想い】
を何より大切にしており、
それは求人においても
もちろん同じで、
本当にそういった想いに合致する
人だからこそ、
一緒に仕事をしたいという
譲れないものがあり、
そういったことを求人広告の会社の方にも
しっかり伝えて、
想いに共感してもらった上で、
求人広告をさせていただいた
はずだったのですが、
申し込みが少ない状況を受けて、
そのような提案をいただいたこと。
これが正直、残念だな
という気持ちでした。
もちろん、
広告会社の側としては、
結果が出ていないため、
「何とかして
結果を生み出したい」
という気持ち
なのかもしれませんが、
その採用基準を下げたりして
【求人の成果】
が得られたとしても、
それが本当に
広告をしている会社側の
幸せへの貢献に繋がるのか
ということではないでしょうか。
それは決して、
【本当の求人の成果ではない】
はず。
■結果として、
そういった提案は
私が客としての立場からすると、
全くもって
ナンセンスな提案ですし、
しっかり相手の立場
(今回で言えば私の立場)
に立って考えたときに、
むしろ
あってはならない提案ではないか
と思う次第です。
これは決して
その求人広告の会社を
責めているつもりなど毛頭なく、
「そう思うのも仕方がないよな」
と思っているのが正直なところです。
(実際、本当に良い人で悪気なんて
全くないと思います(^^))
■何が言いたいのかと言えば、
(これは深い自戒を込めて
のことなのですが、)
そういった
【お客様の立場に立って】
考えることをせずして、
本当に
【お客様の幸せ】
につながる仕事が
できているのかどうかを
しっかりと
自問自答した方が良い
ということ。
ビジネスは、
相手とこちらとのそれぞれの利益が
しっかり繋がり合って
初めて成立するもの。
その原理に反するものは、
基本的に
ビジネスとして成立せず、
(どちらかが不幸になってしまいますから)
そこから悪い噂が広まって、
もしかすると、将来的に
経営が立ち行かなくなる可能性も
あるのではないでしょうか。
■今回は
私自身の経験を通じて
その経営の中で感じたことを
シェアさせていただいた次第です。
もしあなたが、
自らの仕事を俯瞰する中で、
このような状況になっていないか
ということを考えた時、
何かしらの気付きがあったとしたら、
今一度しっかりとその要因を
確認された方が良いかもしれません。
私自身も
今回のこのようなことがあって、
自らのビジネスを
再検討、再思考したところ。
【人の振り見て我が振り直せ】
ではないですが、
しっかりと、
経験したことを
何らかのプラスの思考や行動に変え、
経営を進めていきたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・ビジネスは
【相手の利益とこちらの利益が合致する】
状況でなければ成立しないものである。
・お客様に対しての提案が、しっかりと
【相手の立場に立って】
考えられているものなのかどうか
ということを
常に自問自答しながら、
経営の思索を深めていきたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^
起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹