【融資と節税は表裏一体の関係にある】という意味
こんばんは。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■12月29日。
いよいよ
本当の年末に
差し掛かってきました。
ここ最近は、
『個人事業主の節税』
について
結構力強く
述べてきたわけではありますが、
今日は
その反対側のお話とも言える、
『金融機関との関係』
について
お話をしていきます。
■結論から言えば、
『節税』と『融資』
とは
表裏一体の関係にあります。
節税をすれば、
(基本的に)
融資には弱くなってしまいますし、
融資に強くなろうとすると、
納税が出てきます。
■結局のところ
銀行は、
しっかりと
利益が上がっており、
税金もしっかりと
納付している事業者
を好むわけですね。
そして、
「その事業主の方の
力になりたい」
という想いと、
「本当に返してくれるのだろうか」
という気持ち。
どちらかと言えば、
後者の方が
銀行にとっては重要でしょう。
その後者の
裏付けをするために、
決算書を見るわけでありますし、
本当にこの相手が
【お金を貸したとしても
しっかりと返してくれるのだろうか】
という判断を
していくわけです。
■もしあなたが、
金融機関側の立場に立って
考えてみた時に、
節税の対策のため、
現金をふんだんに使っており、
経費が多く出ていて、
その結果
納税が少なくなっている
状況だとしたらどうでしょう。
何となく、
うーん・・・
という感じがしませんか。
では
逆を考えてみましょう。
しっかりと利益が出ていて、
経費も
その事業規模に応じたもので、
なおかつ、
現金預金が
それなりに残っている。
このような状況だと、
金融機関も
安心するのではないでしょうか。
結局
【『節税』と『融資』は
表裏一体の関係にある】
ということは
こういう点なのです。
■もしあなたが、
近い将来、
金融機関からの融資を
検討しているとしたら、
【過度な節税は避け、
極力利益を出し
納税をし、
手元の現金預金を
残しておく】
ようにしましょう。
長期的な
経営の展開を考えた際に、
こういった視点は
すごく重要です。
あなたは、
『節税派』、
それとも
『融資派』…
どちらでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・『節税』と『融資』は
表裏一体の関係にある。
過度な節税をすると、
利益は出ず、納税は少なくなり、
手元の現金は減る。
一方、融資のことを考えると、
利益をしっかり出し、
しっかりと納税をし、
同時に手元の資金を
しっかりと残していく
ことが重要である。
・結局のところ、納税は
利益に対するパーセンテージでしか
かかってこないため、
トータルすると手元に残る現金は、
節税のために現金を使わない方が
残るものである。
・長期的な経営の視点を考えて、
今とるべき行動が
【節税なのか融資なのか】
ということをしっかり見極めて
最終的な決算対策をしていきたい
ものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
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よかったらご覧くださいませ。^^
起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹
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