着手前に必ず【順番を考える】ことの大切さ
おはようございます。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■我が家は
毎朝朝食に
お味噌汁を食べるのですが、
そのお味噌汁の作り方には
本当に試行錯誤しています。
(毎日味が違って新鮮(笑)!)
少し前までは、いりこで出汁をとり、
その沸騰した後にいりこを抜き、
鶏肉を入れる。
その後、野菜などの具材を入れ
火を消し、味噌を溶かして完成。
しかしながらこの方法だと、
鶏肉を煮出している時間が短いことから、
せっかくの鶏肉のうま味が
出ていないのではないか
と考えます。
これはもしかすると素人の考えなので
気のせいかもしれないのですが(汗)、
実際のところ、いりこと一緒に
鶏肉を沸騰させ煮込むことにより、
その分出汁が効いている気がして
美味しいんです(^^)
こういったお味噌汁一つにしても、
順番が一つ違うことで
その美味しさも変わってくるから
不思議なもの。
■さて、
経営においても
これと同じようなことが言えます。
よく私自身がコンサルティングを
させていただく中で、
本当に多種多様な業種の
経営者の方がいらっしゃって、
そのビジネスモデルやビジネスプラン
を聞かせていただきます。
その中で、本業からの延長として、
その本業に近い事業を営もうとする
ケースが少なからず見受けられます。
例えば、
治療院を本業としながら、
その身の回りの用具を販売したり、
通販をしたり、
場合によっては、
その治療院で成功している手法を
他の治療院の先生方に
コンサルティングをするような仕事。
■仮に、
本業の治療院での治療を①、
用具の販売や通信販売を②、
コンサル事業を③
とすることとしましょう。
ここから、上述したお味噌汁の話に
繋がるのですが、
三つの事業が並んでいる状況で、
これをどの順序でやっていくかで、
結果が大きく変わってくる
ということが少なからずあるわけで、
しっかりと
【実行する前に考える】
ということが何より重要です。
■もちろん、
以前の記事でも
再三述べさせていただいているように、
『考える』を通り越して『悩む』
という領域に入ってしまっては
それはそれで
【時間の浪費】
となってしまうため良くないのですが、
【大枠はしっかりと実行する前に考える】
ということが大切。
上記のように
三つの事業があったとしたら、
順番として、
・① → ② → ③
・① → ③ → ②
・② → ① → ③
・② → ③ → ①
・③ → ① → ②
・③ → ② → ①
という6つの順序がある
ということが見えるかと思います。
これを何も考えることをせず、
単に思い付いた通りに
実行してしまっているようでは、
その経営の行く先を考えていない
ということになってしまい、
想像もしない結果に行き着いてしまう
ということが考えられます。
こういった事態は、
【飛ぶ前に考える】
ということにより回避できるわけで、
しっかりと
【経営を動かしていく前に考えること】
は極めて重要です。
■もしあなたが
現在いろいろな事業を考えており、
それを行動に移されようと
しているのでしたら、
今一度、このようなことを視野に入れて
考えることをオススメいたします。
経営のみならず
【順番を考える】
ことは、いろいろな生活の局面において
本当に大切なことですね。
…ちなみに三人の愛娘たちは、
「我先に!」の精神で
常にイチバンを狙っておりますが…(^^;
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《本日の微粒子企業の心構え》
・このコロナ禍において、
いろいろな経営の展開を
【思索】することは重要であるが、
【その順番は幾通りかある】
ということを念頭に置いておくべし。
・その着手していく順番を誤ってしまうと、
場合によっては
それは取り返しのつかないことにも
なりかねないわけで、
しっかりと
【着手する前に考えること】を省略せず、
最適な順序により
経営を進めていきたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^
起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹