その情報、聞く人を間違えていませんか?
こんばんは。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■2月、3月の確定申告が近づくこの時期は、
いろいろなご質問を
お受けすることがあります。
そんな中、
そのお受けするご質問の中で
正しい情報に基づくものもあるのですが、
残念ながら、
【誤った情報】
についての質問をお受けすることも。
どういったことかと言えば、
「白色申告だったら帳簿を作らなくても、
ラクに申告ができるんですよね」
だとか、
「白色申告は税務調査が入りにくい
んですよね」だとか、
そういったことです。
上述したご質問の内容については、
結論から言えば
誤っていることになります。
今日はその内容についての議論を
していくというお話ではなく、
【そもそもその情報源はどこからか】
ということを
考えていただきたいのです。
■往々にして
そのようなことは、
自分の知人や身近な人から
来ているのではないでしょうか。
場合によっては、インターネット
の情報もあるのかもしれません。
考えていただきたいのは、
【その情報は本当に確かなもの】
であるのかということなのです。
結局のところ、
自分の知人や身近な人というのは、
基本的に自分のカラーと近い…つまり、
自分の置かれている環境に近い人
ではないでしょうか。
要は、
【自分とそこまで変わらない人】
ということです。
もっと言えば、
【その分野の専門家『ではない人』に
意見を求めている】
ということになるわけですね。
■当然、
税金の話で言えば
専門分野は税理士ですし、
病気のことについては、
専門家は医者であるわけです。
病気のことに関しても、
こういった症状には
どのような薬が必要か、
どのような改善方法が必要か
ということを友人や知人に
聞いてはいないでしょうか、
ということ。
その友人や知人は
その道の専門家でしょうか。
もしそうでないとしたら、
【聞く相手を誤ってしまっている】
ということなのです。
■ここでまた
税務の話に戻るのですが、
経営の血液とも言える現金
が絡んでくる税金関係のお話を
その道の専門家ではない人に
その意見を求めてしまう
ということは、
なかなか怖いものです。
もしその情報が誤っていたら、
場合によっては
多くの税金を払うかもしれませんし、
また場合によっては
実際の税金より少ない税金を
誤った計算により払ってしまうことに
なるかもしれません。
前者であれば、
経営においての資金繰りに
大きな悪影響を及ぼしてしまいますし、
後者にあっては、
もしかすると法律を犯してしまう行為
になることにも繋がりかねません。
■大切なのは、
【その道の専門家に意見を求める】
ということ。
これは経営者として、
そして一人の人間として
しっかりと身に付けておきたい
ところです。
かく言う私も、
つい、身近な人に
自分の専門外のことを尋ねたり
してしまいそうになることもあります…
そういった
専門外の情報を求める際には、
ぜひまずはその道の専門家に
問い合わせることを検討してみましょう。
もしかすると
その専門家にそれ相応の対価を支払い、
その相談をすることになるかも
しれませんが、
それは結果として、場合によっては
大きな時間の短縮と、
その支払い対価を上回る
大きな効果があることが期待できます。
しっかりと適切な行動を取って、
経営を進めていくようにしましょう。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・こと税務に関して言えば、
インターネットにおいても
誤った情報が流布しているため、
しっかりとその本質を見極めて、
判断をしていくべし。
そもそも、
その道の専門家ではない人の
意見を求めたり、
どこの誰かも分からない人の
インターネットの情報を信じることは
極めて危険であるものと心得ておくべし。
・その道の専門家に対価を払って
意見を求めるということは、
結果として大きな時間の短縮と、
その対価を上回る大きな効能を
得ることができるものである。
しっかりと適切な判断をして
その情報収集もしっかりとしていく
べきであるものと心得ておくべし。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
これまで書いてきた記事は、
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アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^
起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹
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