決算において本来的に考えるべきこと
こんばんは。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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今日で通算555号となりました。
数字のごとくゴーゴー!とさらに突き進んで
行きたいと思っております。
いつもお読みいただいて、
本当にありがとうございます(^^)
■先日は
税理士の変更により
ご契約をいただいた方の新規のご面談。
その法人のお客様は3月決算なのですが、
決算の対策について、
そのお話が展開することに。
今日はそんなことから
お話を続けていくことにいたします。
■税理士は『税務の専門家』
であるため、
【決算対策=節税対策】
ということが一般的です。
ただ、経営を考えるにあたっては、
【経営の血液とも言える現金を
潤沢に回していくこと】
が必須であるもの。
そういったことから考えると、
節税対策もその現金を回していく
材料ではあるのですが、
それと同時に、
『税金の反対側』とも言える、
【利益を出して納税をし
金融機関からの融資を受けて
その現金をさらに潤沢に回していく】
ということも、経営にとっては有用な一手
であると言えます。
■3月決算であれば、
金融機関に提出する決算書は
3月31日現在のものであるため、
やはり節税対策と同じように
その決算書を綺麗なものに仕上げるため、
それなりの対策が必要になる
ということになります。
場合によっては
『滞留している売掛金を回収すること』
かもしれませんし、
また場合によっては、
『個人に対する貸付を解消しておく』
ということも必要かもしれません。
状況に応じて、
その対策は変わってくるのですが、
いずれにせよ節税対策と同時に、
こういった
【金融対策】
を考慮していかない限りは、
経営は厳しくなるということも
少なからずあります。
「利益が上がっていないことから、
納税もなく、資金繰りは大丈夫」
ということで、こういった対策を
蔑ろにしがちなのですが、
金融的な対策こそ、
その利益が上がってない状況では
なおのこと必要ではないでしょうか。
決算を迎えるにあたっては
こういったことを念頭に入れて、
その対策をしていきたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・決算対策とは、大きく分けて
【節税対策】と【金融対策】
に大別される。
節税対策は一般的によくされるもの
であるが、
経営にとっての血液である
現金の必要性を考えた際に、
それと同時に【金融対策】も重要である
と言える。
・金融機関に提出する決算書は
その決算日現在の状況で作成するため、
【その決算日に向けて
どういった決算書の状況が望ましいか】
ということを考え、
そこから逆算して戦略的に
資金の移動などをし、望ましい
決算書の姿を模索していくべし。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^
起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹
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