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微粒子企業の【プロ論】とは

こんばんは。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

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■先日、


 とある瞬間に

 ハッとした【気付き】を
 得ることができました。

 その瞬間とは、

 とあるSNSで
 税務についてのことを
 私自身が情報発信した時のこと。


 私としては、

 税務についての情報を、

 素人の人にでも分かりやすく
 
 発信をした
 つもりだったのですが、

 その投稿を見ていただいた方が、

 「漢字が並びすぎてて
 拒否反応が出ます」

 とのことを

 冗談交じりに
 私に知らせてくださいました。

■私としては


 上述したように、

 素人の人にとっても
 分かりやすい表現で

 情報発信をしていたつもり
 だったのですが、

 私の情報発信の対象となった
 当のご本人としては、

 結局のところ

 「漢字が並びすぎている」

 などとして、

 何となく抵抗があった
 ということなのでしょう。

■これは


 その分野の専門家として
 よくはまってしまうところであり、

 専門家であるが故に、
 専門用語を使ってしまう。

 しかしながら、

 読み手側としては
 
 その専門用語の意味が分からない。

 …ということは、

 専門用語を、

 なるべく

 その専門分野の知識がない人にとって
 分かりやすくするため、

 しっかりと噛み砕いて

 言葉を紡ぎ出さなければ
 ならないわけですよね。
 

 私としては、

 それをやっていた
 つもりだったのですが、

 そのようなお言葉を頂戴して、

 「あぁ、これはいかんな・・・」

 と思わされた次第。

■結局のところ、


 専門家としての感覚と、

 それを実際に
 受け取る側としての感覚は

 このような
 『ズレ』がある

 ということ。


 これは、

 その情報の
 受け手側の人から

 こういうフィードバックを
 頂戴しないと、

 どうしても気がつかないもの
 なのです。


 ご本人としては、

 何となくの
 一言だったのでしょうが、

 私としては、

 本当に大きな

 【気付き】

 をいただくことができ、

 本当に感謝しているところ。

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■こういったことは


 税理士をはじめ、

 ・弁護士

 ・社会保険労務士

 ・行政書士

 ・司法書士…

 いろいろな

 いわゆる『士業』に対して
 同じことが言えるかと思います。


 しかしながら、

 もっと解釈を広げて見てみると、

 これは

 いろいろな経営の分野で
 応用が効くのではないでしょうか。


 例えば、

 マーケティングをしている
 事業者の方が、

 「DM」だとか、

 「コンバージョン」だとか、

 「クリック率」だとか…

 いろいろな

 いわゆる『専門用語』を使う
 場面があるわけですが、

 それを受け取る側の立場に立って
 考えた時、

 その言語を
 しっかり理解できるのか

 ということ。


 専門家としては

 それを当然のように
 発しているのでしょうが、

 情報の受け手側

 …つまりお客様が

 そのことを
 解釈できていないとすれば、

 その時点で

 信頼関係が
 失われてしまうことにも
 なりかねません。
 


■こういったことから考えると、


 やはり経営者は、

 【三人称的な視点】

 を常に持って考えていかないと
 いけないのではないか

 と思っている次第。

 (この三人称のお話は、
 経営コンサルタントである石原明さんの
 「すべてが見えてくる飛躍の法則」
 という書籍に出てきます。

 →%url1%(https://books.rakuten.co.jp/rb/11736676/)


 【三人称】

 …つまり

 自分一人の状態が
 『一人称』、

 自分と相手との関係を見るのが
 『二人称』、

 その自分と相手との関係を
 俯瞰して見るのが

 『三人称』

 であると言えます。


 この『三人称』の状態を
 常に保つことにより、

 こういった

 双方の齟齬が
 少なくなってくるもの。


 経営者として

 しっかりと

 相手の立場に立って考えて、

 その言語の使い方も
 考えていきたいものですね。


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《本日の微粒子企業の心構え》


・サービスの提供者側が
 当然のように使っている用語は、
 その情報の受け手側にとっては難解である
 ということが少なからずある。


・そのような状況を避けるためにも、
 しっかりと自分と相手との
 会話の状況を俯瞰し、

 相手の立場に立って考えて、

 しっかりとその言語が
 相手にズレなく伝わっているかどうか
 ということを常に考えるべし。


・場合よっては、
 定期的にそういった

 『自分が紡ぎ出している言語を、
 相手はどう感じているか』

 ということを

 ヒアリングしていくのも
 有用なのかもしれない。


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。


これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^

https://muratax.com/blog/

起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹

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