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経営者として【決める】勇気を持つ

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

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■先日のことなのですが、

 
 顧問のお客様より、
 お仕事の契約をされているお得意先との
 やりとりについての相談がありました。

 このお客様は、
 主にコンサル業をされており、
 その腕も定評があり、
 定期的に売上が立っているという方。

 今回は、そんな中の契約について、
 いろいろお話をしている中で、

 「最終的にその契約自体を
 終えた方が良いのではないでしょうか」

 ということをお話しさせていただいた
 結果となりました。

 今日はそんなことから
 お話を続けていくことにいたします。


■当然のことながら、


 契約した段階においては、
 双方の意欲が最大限高まった状態で
 契約するのが一般的なところであり、

 その時点においては
 双方の想いに相違はない
 というもの。

 しかしながら、
 その仕事が進んでいく中で、

 やはり結婚した夫婦のように…
 とは言わないにしても(汗)、

 だんだんと『素のお互いの姿』が
 見えてくるもの。

 今回のお客様についても
 それは例外ではなく、

 仕事が進んでいくにつれ、
 いわゆるドタキャンや
 身に覚えのないようなクレームの
 ようなことを言われていた

 という状況。

 私も、そのことを間接的に
 状況を聞かせていただいたのですが、
 それが事実だとしたら、
 何とも耐え難いようなことでした。

 ただ、契約形態としては、
 年間のコンサル料金を前払いで
 その方からいただいており、

 これを解約すると、もしかすると
 返金しないといけないかもしれない

 という状況。

 それについては、
 契約の内容についてしっかりと
 検討しないといけないため、
 弁護士に相談していただくことに
 いたしました。


■しかしながら、論点はそこではなく…


 『本当にストレスがマックスの状態で
 その方との取引を続けていくということが、
 ご本人にとって本当に有用かどうか』

 ということなんですよね。

 「結局のところ、
 契約金額の一部を返金したとしても、
 それでストレスから解放され、
 時間が生まれるのであれば、

 その返金により
 ストレスから逃れることができた状況と、
 時間を買うことができたと考え、
 スパッと返金してしまえばどうでしょうか」

 というご提案をさせていただきました。

 私自身、税理士として当然
 そのお客様の帳簿を見てきているわけですが、

 本当にコンスタントに
 その確かな腕により売上が立っているため、
 第三者としての私から見ると、
 全くもって問題はないのではないか

 と思っているところです。

 しかしながら当のご本人としては
 これが怖いんですよね。

 返金しないといけないということと、
 そのようなお相手なので、
 面倒な状況にしたくない・・・

 その気持ちは本当に、
 切実によくわかります。

 ただ、その自分にとって波動が違っている
 得意先と接することにより
 自らにストレスをかけ、
 貴重な時間と認知を割いていくことにより、
 
 現在の他のお得意先の方に対して
 価値を提供する時間や認知が
 奪われているとしたら、それはどうでしょう。

 それはもしかするとビジネスとしては
 良くない状況かもしれませんよね。


■そして大切なのは、


 先方には申し訳ないかもしれないけれども、
 契約を終わらせていただくということを

 【決める】

 ということ。

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 「どうしようかな」と悩んでいる状況では
 なかなか次の一歩が踏み出せないのですが、

 いざ『決めてしまう』と、
 その結末は見えていますので、
 終わらせるための行動に
 移すことができるもの。

 これも以前の記事でよく書かせて
 いただいていることなのですが、

 『考える』を通り越して『悩む』
 というフェーズに入ってしまった時、

 その多くは

 【精神力と時間の無駄遣いになっている】

 ということが考えられるもの。

 もちろん、場合によっては
 『悩む』ということも
 必要かもしれませんが、

 大半の場合そうではないか
 と思っているところです。

 【『悩む』という行動を
 『決める』という行動に転換すること】。

 これこそが、
 経営において効率良く
 その経営を前に進めていくための
 ポイントであるような気がしています。

■今日は、


 顧問のお客様からのご相談により、
 私が改めて感じたことを
 記事に書かせていただきました。

 中でも、

 【決める】

 ということは本当に
 重要なことであるように思います。

 しっかりと物事について
 『決める』という行動をとり、
 経営を前向きに進めてまいりましょう(^^)。


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《本日の微粒子企業の心構え》


・経営をしていくにあたり、
 どうしても自分とはタイプの違うお客様に
 出会うものである。


・そういった際、
 このままその仕事を続けていくとして、
 マイナスになる部分はないだろうか。

 もしあったとしたら、
 そのマイナスがどのように
 影響するものだろうか。


・往々にして

 『そのマイナスの影響は大きなものであり、
 経営においても良いことはない』

 というケースが多いため、
 
 しっかりと経営において

 【決める】

 という行動をとり、

 『経営をプラスに前進させていく』

 という経営者の決意が必要な場面も
 あるものと心得ておくべし。


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。


これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^

https://muratax.com/blog/

起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹

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