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微粒子企業ほど【高価格】で攻めるべし!

こんばんは。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

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今日は一日家族と過ごし、晩ご飯は
娘たちによるたこ焼きパーティー(^^)。

かなりの量を食べ、(本当に美味しかった!)
猛烈な睡魔に襲われ、そのまま寝落ちしそうでした…

少し仮眠を取り復活…(^^;
というわけで、今日は遅めの配信。

さて、本編に入ります(^^)。


■6月に入り心機一転…


 というわけでもないのでしょうが、

 最近新規の独立開業に関する
 税務相談が増えてきています。

 これは税理士への相談のみならず
 のことなのですが、

 大切なのは、ズバリ

 【スタートを切る前に相談すること】。

 これがスタートを切ってしまった後の
 相談となってしまうと、

 そのスタートの切り方が
 そもそもどうだったのかということで、
 そのこと自体が問題となってしまう
 ケースが少なからずあるというもの。

 今日はそんなことから
 お話を続けていくことにいたします。


■特に、独立開業に関しては、


 『個人事業主でスタートするのか、
 法人としてスタートするのか…』

 その時点で
 大きな判断をすることになります。

 一般的に考えると、
 個人事業主を経て、
 それなりの利益が出て
 規模感が増してきた段階で法人成りをする…

 そうすることにより、
 税務的には資金の流出を防ぐことができる

 ということが往々にして言えます。


■その中で大切になってくるのが、


 売上についてのお話。

 具体的に言えば、
 『単価設定』についてですね(^^)。

 この単価設定については、
 端的に申し上げると、

 【当初決めた価格は、
 (通常の場合)その後値上げをする
 ことが難しくなってくる】

 というもの。

 当然値上げをしたからといって、
 その後に商品やサービスの質に
 変わりがあるわけではないので、

 そういった面で値上げをする
 ことが困難な状況になってしまう
 わけです。

 したがって、
 結論から申し上げると、

 【起業当初から価格については
 『しっかりと高めに』設定する】

 ということが重要となります。

 とは言え、
 価格を高くすることは
 不安なものですよね…

 本当にその気持ちは
 よく分かります。

 しかしながら、
 上述した理由により、

 『価格を低くしたものを
 その後に値上げする』

 ということは一般的に難しく、

 それが資金ショートそのものの
 原因となってしまう

 ということが少なからずあるわけです。


■では、


 どうして価格を低めに
 設定してしまうのでしょうか。

 一般的にそれは、
 『経営者としての経験がないこと』
 に由来しているのではないか

 と思われます。

 というのも、
 私自身も独立開業に際しては、
 税理士の業界としての経験は、
 長くあったものの、

 自分が独立をして契約を取っていく
 ということは
 これまでに経験したことがなかったので、

 どうしても低めの金額で
 単価設定をしてしまっていたんですね…

 当然それを値上げする
 ということは難しい。

 ただそれだけではなく、
 (言い方は悪いかもしれませんが、)
 低価格に乗って来られる人については、
 極度の他責思考であったりと
 一緒にお仕事をしていくこと自体が
 苦しくなってくる

 ということが往々にしてあります(汗)。

 私自身も、その低価格の設定により
 月日が経っていくに連れ、
 その考えなどのズレが生じ、
 仕事をしていくのが
 大変辛い状況になってきた

 ということがありました。

 そういった面でも、
 【価格設定】については
 極めて重要なことであるように
 思うわけです。

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■そして、


 もし価格に自信がないのでしたら、

 自分自身が仮に同業種の人に
 お仕事を依頼するとして、
 「この人からだったら
 これぐらいの金額を払ってもいいかな」

 という度合いが感じられると思います。

 その感じられると度合いは、
 どういったことに
 起因しているのでしょうか。

 そう感じるということは、
 そのお仕事を依頼する人に対して
 それなりの『信頼感』がある

 ということだと思うんですね。

 その人の信頼感と、
 自分自身がその仕事に対して持っている
 であろう他者から見た
 信頼感や専門性を客観視して比較し、
 それを価格設定の参考にすると良い

 とも言えます。


■何はともあれ、


 【最初の価格設定】

 は本当に大切。

 なかなか難しいことかもしれませんが、
 しっかりと経営者としての自尊心を持ち、
 前向きに自分を評価し、
 少々高いように感じる位の価格設定をして、
 そのスタートを切るようにしましょう(^^)。
 
 もちろん、お客様の声を集めるため、
 経営戦略の一環としてモニター価格などで
 価格をあえて低く設定することも手です。

 【自身の事業の修行&お客様の声集め】

 もまた重要なことですので(^^)。


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《本日の微粒子企業の心構え》


・どうしても最初の価格設定に関しては、
 自信がなく低めに設定して
 しまいがちなものである。


・しかしながら、
 最初に決めた価格に関しては、
 その後の値上げというのが
 一般的に難しいものであるものと
 心得ておくべし。


・そういった面で価格を決める際には、
 少々高いと思う位の金額で設定し、
 経営者としての自尊心を持ち、
 しっかりと前に進んでいきたいものである。


・価格設定の目安として、
 同業種であなたが相手に支払っても良い
 と思われる価格を考え、
 それはどういった感情から生まれているか
 ということを考えると、
 比較的価格設定の程度が見えてくる 
 ものである。

 
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^

https://muratax.com/blog/

起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹

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