圧倒的な【卓説性】を追求することとは
おはようございます。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■法人のお客様の
税務相談に乗らせていただく際、
その年の役員報酬…つまり
『代表者である
自分自身の給料を決める』
というイベントについてお話することが
あります。
税務的に考えると、この給与の設定により、
個人にかかってくる税金と
法人にかかってくる税金や
社会保険料の負担のことなどを考えた上で
最適な給与を考え出す
というプロセスが考えられるわけですが、
現実的に言えば、実はそれだけでは
最適な役員報酬を決定することは難しい
と私は考えています。
■と言うのも、
法人のお金を個人に移すには、
基本的に『役員報酬』として
移すこと以外は手段がないわけで、
これはすなわち、個人の生活においての
その生活費に必要な資金をも
考慮に入れる必要がある
というわけなんですよね。
そんなことから考えると、
単に税金の負担を見るだけでなく、
その人の実生活に基づいた
しっかりとした給与を算出しないと、
何ら無意味なものになってしまう
というわけです。
■そこで
私が大切にしているのが、
【相談にお見えになった
経営者の方との信頼関係の構築】。
それも通常の場合、
その場でお会いして初めて
信頼関係を構築して、
その生活の実態を聞かせていただく
といったことが必要ですので、
相当な注意を払いながら、
相手のお話に傾聴し、
自分自身も全てをさらけ出しながら、
相手の心の扉を開いていく
ということが必要。
結果として、そういった行動に対して
相手が信頼を感じてくれると、
いろいろと実生活のことについての
お話をしていただけるようになります。
そういった前提があって初めて
適切な役員報酬が決定できる
というものなんですね。
しかしながら、
税理士は『税務の専門家』という視点だけで
この役員報酬の決定に関わるだけでは、
決して実生活がどうとか
プライベートはどうとかいう話には
心も及ばないのではないか
ということ。
■経営学者であるドラッカー教授は、
次のように言っています。
「自らの成長のために最も優先すべきは
【卓越性の追求】である。
そこから充実と自信が生まれる。
能力は、仕事の質を変えるだけでなく
人間そのものを変えるが故に、
重大な意味を持つ。
能力なくしては、優れた仕事はあり得ず、
自信もあり得ず、
人としての成長もありえない」。
ドラッカー教授の言う『卓越性』とは、
その分野の専門知識のみならず、
【相手の立場に立って考えた
その分野の隣接業務にも及ぶ、
圧倒的に優れた知識と能力】
といった面でも大切ではないか
と私は思っています。
そのような能力を追求していくと、
相手との信頼関係が生まれ
それはすなわち
税理士としての仕事の質が転換され、
その結果、税理士という枠を超えて
一人の人間としての自信が出て、
そのことによりまた、一人の人間としての
成長を感じることができるようになるもの。
■同業他社を見渡した際に、
その同業他社の動きを見ていて、
そのお客様の立場に立って考えた時、
本当にその専門的な技術を
しっかりと使えているかどうか
を研究してみると、
真の意味でそういったものに
繋がる行動はできていない
ということに往々にして気付くもの。
しかしながら、そのお客様の立場に立って
見えてくるものこそが、
お客様の真のニーズであり、
そこにフォーカスして
卓越性を追求すべく動いていくと、
大きな突破口が開かれる
というケースも少なからずあります。
しっかりとその分野の専門家として、
ドラッカー教授の言う
『卓越性』を追求しながら、
経営の経験・知識などの上塗りを
していきたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・一般的に考えられている
その業界の専門知識や能力は、
通常当然に使われているものであるが、
相手の立場に立って考えた際、それが本当に
相手の望んでいるものであるか
ということをしっかりと思索すべし。
・その思索によって見え始める
真のニーズこそ、
その専門分野の延長線上に
卓越性を構築すべきものであり、
【その卓越性を身に付けた先に、
お客様の真のニーズが満たされ、
本当の貢献ができることに繋がるもの】
と自覚しておくべし。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
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アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^
起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹
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