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コロナ融資の捉え方

こんにちは。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

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■ここ最近のコロナ禍の状況においては、


 本当に経営にとって
 先行きが不透明な状況
 となってきました。

 その中で「何とか経営の打開策を」
 ということで、いろいろなを思索を
 巡らせていくわけですが、

 本当にいろいろな決断があるな
 というように感じます。

 今日はそんなことから
 お話を続けていくことにいたします。


■幸いにも…


 という表現は
 適切でないかもしれませんが、

 少なからぬ経営者の方は、
 このコロナの影響により
 売上がダウンしたということによって、

 金融機関などから融資を調達できている
 状況が見られます。

 そうなると、
 当面の資金繰りは解決する一方で、

 場合によっては、
 手元に大きな資金が残っている
 状況もあるもの。

 その時に、

 『堅実にその現金を守っていくのか』、

 それとも、

 『何らかの投資をしながら
 経営の打開策を探っていくのか』

 ということで、
 その経営の打つ手が変わってくる
 というものです。


■とは言え、


 『融資』は結局のところ

 【借りているお金】

 ですので、

 将来としてはこれは
 返さなければなりません。

 しかしながら、楽観思考により、
 例えば、

 「これだけ広告費に投じれば
 集客ができるだろう」

 といったように、

 ほとんど試行錯誤もしない状況で、
 ドカンと借りたお金を投資してしまう

 ということも考えられます。

 これが『堅実な経営』という視点で
 考えた際には、

 もしかすると、
 もう少し慎重に進めた方が
 良いのかな…とも思ってしまう
 ものです。

 というのも、自転車に乗る際に、
 最初は少しの距離で、
 だんだんと補助輪を外し、
 それが中距離、長距離となることにより 
 上達していくように、

 経営においても、
 少しずつ少資本からスタートして、
 PDCAを回していき、

 本当にその手が確かなものである
 という確信が少しずつ得られる流れで
 その資金の量を増やして投資をしていく

 ということが、
 これからの先行き不透明な社会状況では
 健全であるのではないか
 と思いもします。

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■どうしても


 手元に現金が多くあると、
 そのようなダイナミックな行動に
 出てしまうもの。
 
 かく言う私も、
 開業当初に650万の融資をしてもらい、

 本当にそれを自分の現金であるかのように
 錯覚してしまい…
 (分かっていても錯覚するんですよね(汗))
 あっという間に残高を減らしていった

 という経緯があります。

 ですので、そういった気持ちも
 分かる部分も大いにあるのですが、

 経営者の思考としては
 極めて危険であるもの

 と言えます。
 (自戒を込めて…)

 しっかりと、
 このようなご時世だからこそ、
 先行き不透明な将来を考え、

 適切な投資の仕方と、
 経営についての思考をしていきたい
 ものです。


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《本日の微粒子企業の心構え》


・今回のコロナにより
 少なからぬ場合、多くの融資を手にして
 現金が増えている状況がある。


・どうしても
 手元に多くの現金が残っていると、
 それを使いたくなってしまうもの。

 と同時に、
 これだけの投資をすれば
 売上が上がってくるだろう
 といったような『楽観思考』にも
 陥ってしまいがちでもある。


・しっかりと、
 小資本から試行錯誤を繰り返し、
 段階的に堅実に
 その投資を増やしていくことにより、
 安全に堅実に、そして前向きに、
 経営の舵取りをしていきたいものである。


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^

https://muratax.com/blog/

起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹

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