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私があえて【顧問契約を解除】させていただく選択をする理由

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

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■顧問のお客様と
 いろいろお話をさせていただく中で、


 いろいろな経営についての想いを
 聞かせていただくことがあります。

 どうしても経営を続けていくと、
 いろいろな壁にぶち当たるものであり、
 
 その壁を乗り越える
 ということも必要でしょうが、

 場合によっては

 その壁はあえてスルーし、
 違う方向に進む

 という選択もあるものです。

 今日はそんなことから
 お話を続けていくことにいたします。

■経営学者であるドラッカー教授は、


 事業の要素として
 三つのものを提示しています。

 そのうちの一つとしてあるのが、

 【事業がその使命と合致しているか】

 ということ。

 ドラッカー教授は

 「組織はその使命を達成するための道具だ」

 とのことを言われており、

 【その道具である組織を
 どういったように使うのか】

 ということが重要で、

 「その道具を使う目的を
 表したものが使命だ」

 ということもまた言われています。

■結局のところ、


 【その組織が何を成果とするのか】。

 そして、

 【経済や社会に対し、どのようにして
 貢献をするつもりなのか】。

 ということを明確にしておく必要がある
 ということです。

 よくぶち当たる経営の壁として、
 既存のお客様との衝突が考えられます。

 その衝突の原因にも
 いろいろあるのだろうと思うのですが、

 まずは料金面での衝突。

 そして、

 その料金に見合うサービスかどうか
 といったことや、

 そもそもそのお客様と考えの根幹が
 違っているということからの衝突
 も考えられます。

 私自身も税理士としての
 顧問契約をさせていただくのですが、
 
 場合によっては、

 ご一緒に仕事を進めていく中で、
 考えの根幹が違っていることに気付く
 ケースがごく稀にですが、あります。

 これは私の例なのですが、

 ぜひあなたの経営において
 考えてみていただきたいところです。

■私の場合は、


 つい最近あったこととして、

 そもそもの経営に対する想いや
 人に対する接し方、思いやり、
 気配り、心遣い・・・

 といった面やその他のことでも
 でどうしても価値観が合わない 
 ということがありました。

 簡単に言えば、

 そのお客様が極度な
 『他責志向』であるということ。

 いろいろお話をしていく中で、
 その話の至るところに人を責めるような、
 「全ては自分でなく人のせいだ」
 という言動が頻発され、

 私自身が対応させていただく中で
 大変不快に感じてきた

 という次第なのです。
 
 確かに、顧問のお客様ですので
 毎月定額の顧問料は入ってきます。

 しかしながら、
 その対応をしていくことにより、
 本当にストレスが溜まってしまい、

 他の顧問のお客様の仕事にも
 支障が出てしまうという次第。

 これはまさに
 本末転倒であるのではないでしょうか。

■私の使命を考えた際、


 大前提として

 【世界の平和に寄与する】

 ということが根幹としてあり、
 それに起因するごく近いところからの
 使命として、

 【顧問のお客様をはじめ、
 周りの方々の幸せに寄与すること】

 ということが考えられます。

 そもそも、

 顧問のお客様に対して
 圧倒的な愛を持って接していきたい
 ところなのですが、

 今回のようなケースだと、
 どうしてもその時点で
 大きな壁が築かれてしまった状況

 ということになります。

 つまり、そんな想いを持ったまま
 経営を続けていくとしても、

 得られるのは報酬だけ
 ということになってしまうのです。

 『報酬』…
 つまりもらえるお金が目的であれば
 それで良いのかもしれませんが、
 
 ただ、決してそうではなく、
 その先に多くの方々の幸せに貢献したい
 という想いがあり、

 その『想い』だけは変えられないのです。

■結局のところ、


 私が考える使命はそういった
 『世界の平和に貢献すること』であり、

 そのためには私の事務所の組織の中で
 どのように皆が行動していくか

 ということを考えるべきだと思うんです。

 これを単なる売上というお金の面
 だけを見て動いているようでは、

 本当にどんどん違った方向に
 経営が進んでいってしまいます。

 こんな時こそ初心に返り、

 【何のために経営をしているのか】

 ということを考えたいものです。

■そして


 不思議なものなのですが、

 そういった自分には合っていない
 ものをあえて遠ざけること…

 つまり自らの使命に従って
 行動することにより、

 そのぽっかり空いた空白に、
 また新たなご縁が生まれてくるもの。

 私自身の感覚として、
 これは確信しているところです。

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■長くなりましたが、


 もしあなたが上述してきたような、

 現在のお客様との間に何かしらの
 不調和音を感じているとしたら、

 あなたの本来の

 【経営の使命】
 
 のことを再考し、

 「本当にその使命に沿って
 行動するとしたら、
 この現状をどういう風に
 変化させていくべきだろうか」

 ということを考えられると
 良いかもしれません。

 本当に経営は試行錯誤の連続。

 考えることは多いものですが、
 その霧がスカッと晴れた際には、
 本当に清々しいものです。

 しっかりと、
 経営に対する思索を深めながら、
 前に前に進んでまいりましょう。


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《本日の微粒子企業の心構え》


・ドラッカー教授が言うに、
 事業の定義の一つとして
 【使命】というものがある。

 結局のところ、
 組織は使命の目的を達成するための
 道具であり、

 目先の利益に支配されているようでは、
 どんどん経営が違う方向に進んで行って
 しまうものである。


・現状に何かしらの気持ち悪さを
 感じているのであれば、

 【その気持ち悪さの原因がどこにあるのか、
 また自らの経営の使命はどんなことか】

 ということを今一度考え、

 その使命に沿った行動することにより、
 結果として経営がより良い方向に
 進んでいくものである。


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。


これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^

https://muratax.com/blog/

起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹

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