【利益の本質】について考えてみる
おはようございます。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■事業をやっていると、
数多くいろいろな壁にぶち当たります。
そこで考え直したいのが、
【そもそもなぜこの事業をやっているのか】
ということ。
経営については、
前に進めば進むほど、
本当に多くの出来事が
ドラマのごとく起こるものであり、
その起こった出来事をしっかりと
その都度俯瞰できているかどうか、
…逆を言えば、
主観的に突っ走っていないかどうか
ということを常に冷静に捉えることができる
ことはすごく大切であるように思います。
どうしても、やっていることが
利益に直結しない状況であれば、
不安になり、利益を追い求めようとする
行動に出てしまうもの。
しかしながら、経営学者である
ドラッカー教授は、
企業と利益の関係について
次のようにおっしゃっています。
「利益は、個々の企業にとっても、
社会にとっても必要である。
しかしそれは、企業や企業活動にとって、
目的ではなく条件である。」
■つまり、
【利益を目的化してはいけない】
ということなんですね。
また、
「事業の目的は、顧客の創造である」
とも言われています。
つまり、顧客を創造し、
その顧客に満足を与え、
その満足の対価として報酬を得る。
その報酬が結果として利益となる。
ということなり、
ここには決して、利益を目的としている状況は
見て取れません。
■私たちはともすると、
「事業の目的は利益の創造である」
という捉え違いをしがちなのだろうな
と、上記の言葉を見て思わざるを得ません。
利益を目的化してしまうと、
利益を上げるために、粉飾をしたり、
ときにはお客様を欺くかのようや行為により
強引にその報酬を得ようとする…
このような、そもそも起業家としての
倫理観が問われるような行動に出る
ということにもなりかねない…
とは言え、
起業当初はどうしても利益が上がらないと、
現実問題の生活という面もあるため、
そのことばかりを説くのは
現実的でないかもしれませんが、
次第に上述してきたような状況に
持っていくことを
しっかりと考えていきたいもの。
■今日は、経営のステージが進むにつれ、
見失いがちな利益についての本質について、
記事を書かせていただきました。
定期的に経営の定点観測をして、
自らの経営を俯瞰する習慣を
つけてまいりましょう(^^)。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・「利益は企業を継続していくに
あたっての条件である。」
…つまり、利益は企業の目的ではなく、
条件であり、
その裏側には『顧客満足』という考えがある。
・結局のところ、
顧客が満足することにより報酬が得られ、
その結果、利益という企業活動においての条件
を満たすことができる。
決して、「利益を目的化しないこと。」
これだけは、しっかりと経営者として
脳裏に留めておきたいところである。
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今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^
起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹
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