頼るべきはまず専門家の知恵

こんにちは。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

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■私がよく

　税務相談に乗らせていただく中で
　ご質問をさせていただくのが、

　「その情報はどこからの情報でしょうか」

　ということ。

　税務に関しては、
　本当にいろいろな情報が流布しており、
　正しい情報であれば良いのですが、
　流れている情報が誤っているということが
　少なからずあります。

　今日はそんなことから
　お話を続けていくことにいたします。

■税金やお金のお話となると、

　大半の人が興味がある内容。

　その興味がある人の目を引こうと、
　税理士ではない人が、
　そのビジネスの目的のために
　誤った情報を流している

　ということが往々にしてあります。

　その誤った情報を流している根源として、
　故意でない場合と、
　故意的にそういった情報を流し興味を引き、
　自らのビジネスに取り込んでいく

　ということも見受けられるようです。

　我々がインターネットなどで
　情報収集をする際は、

　こういったいわば

　『利益目的のために
　情報を流している人もいる』

　ということを
　しっかりと知っておく
　必要があると思うわけです。

■先日、

　相談を受けさせて
　いただいた方から言われたのが、

　「法人化するには
　利益が100万円位上がっていないと厳しい
　というお話を聞いたのですが…」

　といったことがありました。

　すかさず聞いたのが、

　「その数字はどこから聞いたのですか？」

　ということ。

　その方に関しては、
　「職場の同僚から聞いた」
　というお話だったのですが、

　「その100万円という数字は
　どこからが来たのだろう？」

　というのが本当に疑問でした。

　結論として申し上げると、
　個人事業から法人成りをする
　分岐点としては、
　少なくとも700万円ほどの利益が
　上がっていないと厳しい

　という状況。

　しかもこれは税金面での話ですので、
　社会保険などの負担を考えると、
　往々にして800万円～900万円ほどの
　利益がないと法人化するメリットはない

　というのが大半なのです。

　それを100万円というのは…
　本当に情報というのは怖いな

　というところですね(滝汗)。

■ここで

　
　しっかりと考えていただきたいのが、

　【その情報はどこから来ているのか】

　ということ。

　往々にしてそれは
　身内であったり友人であったり…
　そういったところからではないでしょうか。

　では、その人たちは
　その道の専門家なのでしょうか。

　これも通常、「そうではない」
　というのが大半ではないかと思います。

　結局のところ、
　専門家でない人の情報は
　いわば素人の情報であり、

　そこに信頼をおいてその情報を信じる
　ということは極めて危険な行為である

　と言えます。

　極力そういった情報は
　耳に入れないとともに、

　【専門家の情報を前もって聞いておく】

　というのが本当に大切です。

　税金関係の話であれば税理士、
　法律関係であれば行政書士や弁護士、
　人事の問題であれば社会保険労務士…

　場合によってはそういった人たちに
　直接の知り合いがいないしたら、
　信頼できる人からの紹介により
　そういった人に繋いでもらう

　というのも一つの方法でしょう。

　【その道の専門家でない人の情報を
　鵜呑みにして行動を起こしてしまう
　ことは本当に怖いことである】

　ということを
　自覚しておいた方が良いでしょう。
　

■その他の多い例としては、

　交通事故について。

　交通事故については、
　これを自分で解決しようとすると
　結果として大きな損害を被るケースが
　往々にしてあります。

　交通事故は弁護士に間に入ってもらい
　交渉してもらうというのが
　一般的には得策であると言えますし、

　その弁護士費用を払ったとしても、
　その結果浮いてくる現金としては、
　大きな効果をもたらす
　
　ということが少なからずあります。

　何より、交通事故などは、
　その精神力のすり減らし方も
　半端ないですので、

　そういう場合にはやはり
　弁護士などの専門家の腕を使わせてもらう

　というのが
　賢明であるように思うわけです。

　当然、そういった突発的な事故などは、
　ケースバイケースで、
　考えていく必要があるのかもしれません。

　ただ、念頭においておきたいのは、
　自分の専門外の分野に入り込む前に、
　一旦ひと呼吸置いて、

　「その道の専門家がいないかな…」

　ということを思索することは
　極めて重要であると言えます。

　ちょっとした行動ですが、
　その後の影響は本当に大きなものが
　あるものです。

　しっかりと
　その時々に応じて柔軟な判断をし、
　その意思決定をしたいものです<(_ _)>。

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《本日の微粒子企業の心構え》

・友人や身内、
　知人やインターネットの情報は、
　往々にして誤っている情報が多いもの。

　誤っていないにしても、
　それはケースバイケースであるため、
　必ずしもそれが該当しないということが
　少なからずある。

・自分の専門外の分野に
　突っ込もうとする前に、

　【しっかりと専門家の知恵を借りる】
　
　ということは
　極めて重要であると言える。

　当然、その専門家への報酬は出るものの、
　結果として手元に残る現金や、
　その精神衛生上も、
　良い結果になることが多いもの
　と心得ておくべし。

　
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

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