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読書感想文 ホラー漫画の女王ができるまで 


ホラー漫画家がデビューからを創作を含んだ自伝という形の漫画。
今とは女性の労働環境が違う時代で働いてから
漫画家を目指し出版社から連絡が来てデビューするまでの流れが
詳しく描かれ
イベントにギミックとして
白装束を着させられて出たという話に時代を感じさせる。
自分の武器であるホラー漫画というジャンルを作って行く為に
一日18時間漫画を描く身の削り方に
道を創る人の強さを感じる。
だが作者の純粋さとは違う形で漫画に向き合う人間との差に
寂しさを感じる所が悲しかった。
巻末のおとぎ話仕立ての社会で働く人の漫画が
多く描かれた表現のきついホラーではなく
集団の中の人間の心理が細やかに描かれ
作者のメッセージが凝縮されている気がする。
余白や何気ないコマに色々考えさせられる
漫画でしか描けない自伝だと思った。

面白い人に話を聞いてみたいです。 リアクションあるとはげみになります。 メッセージ添えて頂けたらなお嬉しいです。