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地域福祉をもっと身近に②

皆様、こんにちは。

今週は地域福祉についてのお話の続きです。

博士課程では、高齢者福祉政策プログラム評価について研究しており、
また、4月より専門学校のほうでも、地域福祉について教えています。

noteを私自身のアウトプットの場として活用させていただきながら、皆さんに地域福祉について身近に知っていただきたいと思い、以前から福祉に関する内容を少しずつ投稿しています(^^)/

皆様は、地域福祉という言葉を聞くと、どのようなイメージを持たれますでしょうか?

住み慣れた地域で、当たり前のふつうの暮らしをしていること。
元気な私たちにとっては当たり前のことですが、障害を持たれている方、高齢の方、また難病などを抱えながら生活している方にとっては困難なこともあります。

少しのサポートがあれば自宅でふつうの生活ができる。
それももっともっと当たり前にサポートしてもらえる環境をつくろうというのが、これからの地域福祉に必要な考え方ではないかと思います。

前回の記事はこちら↓

前回、少しだけお伝えさせていただいた地域包括ケアシステムについて、もう少し掘り下げてみようと思います。

地域包括ケアシステム

厚生労働省においては、高齢者の尊厳の保持自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進しています。

重度な要介護状態となっても住み慣れた地域自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を目指しています。

今後、認知症高齢者の増加も見込まれることから、認知症高齢者の地域での生活を支えるためにも、地域包括ケアシステムの構築が重要と言われています。


地域包括ケアシステムの必要性

「保険・医療・福祉・介護の連携」と一口でいうものの、それを計画上においても、実践的にも具体化させるためには、その連携の内実については、多角的な検討が必要になります。。。

そもそも、「保険・医療・福祉・介護の連携」を叫ばれるようになった背景は何でしょうか?

1つ目の背景

疾病構造が大きく変わり、慢性疾患が増え、かつ医療機器の開発・改善に伴い入院日数減り在宅医療可能になってきたこと等もあって、地域における在宅での医療と社会福祉との関連性が求められる事例が急速に増えてきていることです。

2つ目の背景
高齢者の増大に伴う高齢者医療の増加による医療費の抑制対策の一つとして、疾病予防、健康増進や社会福祉との連携棲み分けが求められてきたことです。

こちらの部分については、また詳しくお伝えできればと思っております。


皆様の地域では、いかがでしょうか?

超高齢化社会となった今、急激に「保険・医療・福祉・介護の連携」が叫ばれている背景について、今後も現場で感じたことも発信していきます✨

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