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4月が終わる

今月の下旬から働いているバイト先は良いところだ。分からないところがあれば何度でも教えてくれるし、優しくて良い人ばかりだ。それにGWは4/28~5/5まで休みだ。良くこんな恵まれた環境を引き当てたなと自分の悪運の良さに感心する。

ただ、8割くらい肉体労働なので、腰が少々辛い。マッサージやストレッチで筋肉をほぐしたり、銭湯やサウナで身体を労ることでカバーしている。

やはり、働いてお金を稼ぐということはいいことだ。給料は末締め10日払いなので、厳密にはまだお金を稼いでいないが、働くということはいい。無職のときよりも日々にメリハリがついている。

前の仕事は休日に勉強したとしても、それを応用しないと使い物にならなかった。しかし、今の職場は教えてもらったことを覚えればそのまま使えるので、乱雑に取ったメモを家でノートにまとめたりすれば何とか戦力になることが出来る。それはこの場所にいてもいいんだという気持ちに繋がる。自分は役に立っているという実感は組織に所属する上で本当に大切なものだ。

働いてお金を稼いで生活することは本当に正しいことだと思う。しかし、それだけでは自分の中の何か大切な部分が乾いていく気がする。心のどこかで働いて生活するだけではつまらないと考えてしまう傲慢で愚かで自分勝手な自分がいるのだ。だからなのか、最近小説を書くのが楽しい。日々の生活によって生じる自分の中の渇いた部分に雨を降らせて潤すのが、私にとっての創作する意味なのかもしれない。

そういえば、本日締め切りの童話賞に2作応募した。受賞するとは思っていない。それでも書いたものを賞に応募することは宝くじを買うようなワクワク感がある。結果が分かるまでこのワクワク感を楽しむつもりだ。

応募した童話賞の作品は原稿用紙5枚程度のものだ。次は原稿用紙30枚前後の作品を完成させたい。原稿用紙30枚以内という長さは大学時代にずっと書いてきた小説の長さである。原稿用紙5枚の作品は数時間で書くのに対して、30枚以内だと少なくとも数ヵ月は掛けて作り上げることがほとんどだ。この長さの小説で納得するものを作ることが当面の目標である。遅くとも8月末までには手応えを感じられるものを完成させたい。

読書の方も、好きな小説を何度も読み返すということから離れ、出来るだけ読んだことのない小説を読むようにしている。最近は、東野圭吾の「容疑者Xの献身」、和田竜の「のぼうの城」、村山由佳の「星々の舟」が面白かった。もう面白い小説は粗方読み尽くした気になっていたが、探せば意外と出てくるものだ。

最近は全体的に物事が良い方向に向かっている気がする。引き続きこのまま良い状態を保っていきたい。



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