「思ったことをそのまま言える時間」の大切さと、その弊害について思うこと
ある政治家の不祥事をニュースで知って、朝井リョウさんの『どうしても生きてる』(幻冬舎)がすごく良かったことを思い出した。
いわゆる「短編集」なんだけど、その中の『そんなの痛いに決まってる』という話を読めば、件の政治家に対する見方も変わるんじゃないかな。
ざっくりあらすじを。
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30代の主人公・良太は、ある日、尊敬していた前職の上司のSM動画が流出したことを知る。その動画には、全裸の上司