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大人からの英語学習を再開する人は「キク英文法」を買うな。"経験者が語る”
どうも、今回は大人になってから英語学習を始めた方達が文法を学ぶにあたり、どの参考書を使えばいいか調べた結果一度は目にしたことがあるであろうあの文法書について語っていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1675590023656-VpVh4iHgL6.jpg)
その名も、キク英文法。
恐らく多くの英語学習者が、オススメの文法書をYouTubeで調べたりすると某ビジネス猿や某熱(あつ)さんが紹介しているのを見たことがあるのではないでしょうか。お恥ずかしい事に私はその動画を鵜呑みにして特に何も考えず購入してしまった情弱の一人です。
実際に使ってみて思いましたが、正直これで英文法をマスターできる気はしません。以下そう感じた理由です。
1.機械的な解説
この本の特徴は無駄を省き必要な情報だけを届ける解説にあります。しかし、その無駄の無さから「これはこれ」のような機械的な文章のように見えて頭に入り辛いと言いますか、ハッキリ言って学校の教科書の方がまだ面白いですね。
まあ無駄が無いというか、「それくらい説明しなくても分かってるでしょ?」みたいなスタンスで端的な解説が続くんです。私としてはもっと雑談的に「こういうこと」みたいな解説をしてくれる文法書の方が合ってるんでしょうけど、完全に調べ不足でしたね。
そもそもあんな登録者多いYouTuberがオススメしてる時点で100%企業案件なわけでして、そこで金の匂いを感じ取れなかった自分が情けないですね。そしてその企業案件を見事にこなして如何にも「誰でもこの文法書でマスターできます!」みたいな動画に仕上げている某YouTuber達のプレゼン力には脱帽ですね。
負けましたよ。
2.音声聴きながら文法書なんか読むか?
シンプルな話なんですけど、本読んでる時は文字に専念したくないですか?一々音源起動して消してっていう作業が面倒だなと。正直言ってCDなんてTOEICのリスニング問題集でもやらない限り起動するのすら面倒ですね。
音声聞くならもっと簡単な手段ありますから。
3.関連語彙の説明がかなり雑
キク英文法は左ページに例文、右ページに解説と関連語彙という形になっているわけですが、この関連語彙も結構大事なはずなんですけど字が小さく敷き詰められてるせいで覚えれません。あれを見て覚えれる人なんているのだろうか。
なんかとりあえず載せときました感が凄くて、「この本で英文法をマスターしたい」と考えている読者目線に立てていないように見えました。
簡単な例文を載せるページでも設けてくれたらいいのにと思いましたが、贅沢言うのはやめましょう。キク英文法使う以上そういうのは自分で考えて英作文するものらしいですね。
4.まとめ(何を買うかは自分で考えろ)
私がキク英文法合わないなと感じた理由は主に上記3点くらいですね。結論、キク英文法は初学者には勿論、ある程度基礎が出来上がっている人にもオススメしません。多分あの参考書が売れる要因があるとすれば、本当に某YouTuberによる宣伝だけだと思うくらい内容で勝負できてない参考書。
あれでマスターしたとか言ってる人正気ですか??
とてもじゃないですが私には無理でしたね。
文法なんて理解していくものだと思ってるんですけど、あの本で読者に求められてることってひたすらに暗記ですからね。
約400ページに渡って化学の周期表みたいなのを見せられてる感じ。それ面白いですか?面白いと感じる暗記大好き人間はキク英文法オススメです!
要するにね、どの参考書が自分に合うかなんて実際に手にとってみないと分からないんですよ。ここではこんだけキク英文法ディスってますけど、暗記大好きな人には多分向いてるんですよよ。だからこんなブログもあんまり間に受けず、店頭で見かけたら私が言っている事が本当かどうか確認してみてほしいですね。そうやって吟味した上で納得いく参考書に金を払うのを推奨しますし、それで合わなかったらもう仕方無いということで次の参考書に手を出しましょう。
勉強なんてそんなもんですよ。
一番の失敗は「一つの参考書に絞れ」とかいうインフルエンサーの言葉を間に受けて自分に合ってもない勉強法で効率の悪い時間を過ごすこと。直感的に「何かこれ違くね?」と思ったら熟考した上で次の方法を試していきましょう。
そうすれば自ずと自分だけのスタイルが出来上がっていくでしょう。
誰かの描いた絵じゃなく自分の道を描きましょう
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