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取り巻く環境を見直し持続可能な組織へ

こんにちは。クラウドワークスでデザイン組織のマネージャーをしています村上です。

この4月からデザイン組織内の体制が変わり、それに伴い自分自身がマネジメントするグループも変わりました。デザイン組織を図にしてみました。

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私は、この図でいうAグループのマネージャーをしています。
マネジメントするグループが変わり5ヶ月ほど経過しましたので、ふりかえってみようと思います。5ヶ月間とはいえ様々なことに取り組んでいきましたが、その中でデザイン組織を取り巻く環境を見直し整理した話をこの note で今回は取り上げようと思います。

環境を見直し整理

環境と一言で言っても色々ありますが、今回取り組んだのは以下3つになります。
・デザイナーブログ
・デザインツール
・ストックフォト
これら3つを見直し整理しました。

1つ目は「デザイナーブログ」

デザイナー陣中心に発信しているブログを移行。

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デザイナーブログをこのタイミングで一度見直し、2017年4月から3年間運営してきた「はてなブログ」から、こちらの「note」へ移行しました。
移行するにあたりはてなブログは、独自ドメインで3年間運営してきた実績があり Google 検索エンジンにて「デザイナー ブログ」のキーワードで1ページ目(1位〜3位)にランクインしており、そこからの検索流入も大きかったです。ですが、今回移行にあたり note で運営することに価値を感じたので、検索順位のところは手放す意思決定をしました。ただ諦めたわけではなく、今後は note で継続的に投稿し続けることで再度検索上位にランクインされるように励んでいきたいと思います。(noteも、note proを契約することにより独自ドメインの利用は可能です)

下記が移行の理由となります。

・デザイン組織として届けたいターゲット層が集まり、コミュニティが形成
・月間アクティブユーザー数が4,400万人(2020年4月時)を超えており、時代の潮流に乗る
・名だたる企業が note でブログを書いているケースが多い

移行したおかげで以前より note へ投稿後にスキ(いいね)のリアクションをいただくことが増えてきており、嬉しい限りです!やはりリアクションがあることにより、また note に投稿しよう!というモチベーションにも繋がるので、今後もデザイナー陣で note に発信し続けていこうと思います。そのデザイナー陣がいろんな視点で投稿していますので、良かったらフォローしてみてください!

2つ目は「デザインツール」

3月まで「Sketch」「Zeplin」「Abstract」の3ツールを使用し、デザイン 〜 レビュー 〜 デザインファイル管理を行なってきましたが、デザインツールそのものを見直しました。

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4月を境に「Sketch」「Zeplin」「Abstract」の3ツールから「Figma」の1ツールのみで運用していくことに決めました。
下記が切り替えた理由となります。

・デザインツールを3ツールから1ツールに集約したことにより、契約費用の大幅削減
・ツール間の行き来がなくなり Figma 上ですべて完結するフローが構築され生産性が向上
・Figma なら共同制作や引き継ぎ(複数アカウント)が円滑に行なえるクリエイティブな制作が実現

「Figma」自体は3月以前よりトライアルとして使用していたのですが、UIをデザインするツールは「Sketch」のままでした。とはいえ、3月以前より使い続けていたことが功を奏し実用化のタイミングを見定めることができました。切り替え後は、ライブラリー機能を利用し、他データのデザインコンポーネント情報が読み込み可能になりデザインプロセスの削減に繋がり効果を実感しています。最近、弊社デザイナーが Figma のプラグイン「Clean Document」を使ったデザインデータ整理のすすめ という note を投稿していますので、こちら↓もぜひ読んでみてください!

3つ目は「ストックフォト」

これまでストックフォトサービスは、「PIXTA」を契約していましたが、6月に年間契約の更新が差し迫っていたので、そのタイミングで見直しました。

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見直したところ特段優位性を見つけられず更新し続ける判断には至らなかったので、これまで利用していた素材のダウンロード条件を調査しました。そこで条件を満たすストックフォトサービス「Adobe Stock」に移行することに決めました。
下記が移行の理由となります。

・ストックフォトサービスを見直すことにより契約費用の削減
・Adobe Stock なら共同制作(上限10アカウント)が円滑におこなえるクリエイティブな制作が可能
・既にデザインツールとして Adobe の各種ツールを利用しているため、素材探しとデザイン制作がシームレスになり生産性が向上

ストックフォト自体、大きな違いはないものの、Adobe 製品であるためアカウント管理のしやすさや、契約費用の削減など、コスト面に大きく寄与した移行となりました。

見直すことは重要

取り巻く環境というのは絶えず時代のトレンドと共に変化しています。その変化をキャッチし、都度環境を見直し整理することはとても重要だと捉えています。一度契約したら終了ではなく、継続的に見直し整理すべきタイミングがきたら、時代の潮流も意識した上で舵を切っていきます。
環境を整理した上で、各デザイナーの強みを最大化させ、弱みをグループ内でカバーし、相乗効果を発揮してさらなる高い成果に結びつくと思っています。

さいごに

今回は、デザイナーブログ・デザインツール・ストックフォトの3つを見直し整理した取り組みを紹介しましたが、正直どれも一筋縄ではいきませんでした。慣れ親しんだものから、新しいものに移行する際、常に不安はつきまといます。その不安を少しでも払拭するために、その都度できることは念入りに準備し進めた結果、無事にどれも移行することができました。同時に新しい環境というものに対してはなんだかワクワクしますよね!
これもひとえに関わってくれたみなさんのおかげだと思っています。ありがとうございました!

不確実性が高い時代において、変わらない組織より時代に合わせて変わり続ける組織でありたいですし、その変化を楽しむことが大事だと感じています。今後も課題を成長機会と捉え組織マネジメントに励みたいと思います。そのアクションこそが、持続可能な組織へ繋がることを信じて。

現在、新規事業・新規プロダクトを開発予定です。今回、立ち上げに参画いただけるUIデザイナーの方を募集しています。ぜひ、ご応募お待ちしております!