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X’masに思い出す、いまでは美しい「失恋の傷」(前半)

最近はもう、思い出すことも少なくなっていたけど、
クリスマスムードの、この季節。

一年前の失恋を、思い出しました。

彼とのじかんを思い出したとき。
感情の高まりや、幸福感、
そして、寂しさや傷ついたことまで

もうこんなにじかんが経っているのに、
いまでも鮮明に感じることができます。


あれから1年が経つのか…。
その間に、いろんなことがあったし、
あんなに傷ついた失恋も、いまでは美しい思い出の一つ。

あのときは、すごく辛い経験だと思っていたけど、
不思議と、いまのわたしにとっては愛すべき経験となりました。

彼との出会い

出会いは、友人から誘われたホームパーティー。
特に良いムードになったわけではなかったのですが、
その後で彼から誘いを受けて、3ヶ月ほどデートしていました。

正直、はじめはそこまで夢中でなかったわたし。
好印象はあったし、彼から誘われることも嬉しくて、
お試しくらいの軽い気持ちでデートを続けていました。

それが気づいたら、わたしの方が夢中に。
「会いたい」という気持ちがどんどん膨らんでいき、
わたしの頭の中では、彼との未来を想像するようにもなっていました。

失恋の思い出

「彼と、付き合いたい」

そして、彼も同じ気持ちでいると
思い込んでしまっていました。


だから、クリスマスの夜。
この日は特別な日だし、だから、わたしとデートしてくれた。
そう思って、次のステップへと進むために、
わたしは勇気を出して聞いてみました。

「わたしはあなたのことが好きだけど、私たちの関係のこと、どう思ってる?」

彼の戸惑った表情をみて、言葉を聞かなくても返事は分かりました。

「chiiのことは好きだけど、誰とも付き合う気はないんだ」と言われて、
そのあとはもう、ずっと、一晩中涙が止まりませんでした。

彼のことが好きだったから、もちろん、失恋のショックもあります。
でも何より一番ショックだったのは、
勝手にいろんな思い込みをしていたバカな自分。

勝手に、彼も同じ気持ちだと思っていた。
勝手に、幸せな未来がすぐ目の間にあると思っていた。
勝手に、期待していた。

これまで想像していた二人の未来が訪れないことを知り、
なんてバカなんだろうと、

そんな私が、すごく惨めに思えました。

(後半に続く)🔽
https://note.com/murakami_chii/n/n2dc5ae61673a


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