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日本ミツバチの村づくり

ここ数年日本ミツバチの巣箱を設置することをはじめました。
巣箱は売っているものもあるけれど、
そこはかわいい蜂さんのため。
心をこめて手作りさせていただきます。
ホームセンターで杉の木で、
工事現場で使われる厚さ3ミリの足場板があり、
その足場板を製材する機械で切ってパーツを作って、
組み立てていきます。下の写真ができあがりのもの。

蜂の巣箱

巣箱のパーツを組み立てるまではそれほど難しくないんだけど、
この一番下にある蜂の巣の入り口になる部分に工夫がいる。
日本ミツバチがオオスズメバチに襲われるとだめなので、
入り口を日本ミツバチだけが入れる大きさにするとか、
オオスズメバチが鋭い大あごでかみきれないように
補強するとかしている。

で、この巣箱を設置すると自然に入ってくるかというと
そうではなくて、
巣箱の中に日本ミツバチの蜜蝋を塗るなど
彼女たちが巣箱を気に入ってくれるようにする必要もある。

で、そもそもなぜ日本ミツバチの養蜂をしたいのかだけど、
ただやりたいから!
日本ミツバチがかわいいから
で、この箱も愛着がわくから
がまぁ、一番なんだけど、
やってるといいこともあるらしい。

やっている人に聞いたり本を読んだりすると、
みんないろいろな理由で日本ミツバチとかかわっている。

大きな木がなくなって、日本ミツバチの住処がなくなったから
農薬にやられたミツバチを救おう
といった環境保護の観点から飼育を志す人もいれば、
人間の不動産のオーナーにはなれないが、ミツバチならなれる
ミツバチは全員女子!女子にもてる
というなかなかおもしろいことを言うおっちゃんもいた。

うん、ミツバチなかなかいぃやん!
となって養蜂をはじめることに。

実際に彼女たちが入居してくれたのは1年目だけで、
それ以降は入居はしてくれていない。
理由は村の中に他に設置している箱があるとか、
日本ミツバチの数が減っているとか、
いろいろな理由がある。

が、希望もある。
昨日妻が日本ミツバチが換気扇から入ってきて、
家の中をパトロールしていたという。
少しあたたかい日が続いたから、
春の女王バチの引っ越しまでに
新しい家を探しているのかもしれない。
女王バチが卵を産み、子どもに巣を譲り
自分は別のすみかを探すのだ。

実際はまだ寒い日がたくさんあるから
動くのはまだまだ先だが準備は少しずつ。

今月必ずすることは
兵庫県の神戸県民センターの
神戸農林振興事務所に飼育届を出すこと。
法律があって、養蜂する人は土地主の許可を得たうえで、
飼育届を出す必要がある。

逆に言えばこの飼育届を出せば、
飼育はできるということ。

どこで飼育するのか住所を書くようになっている。
可能性を高めるためには
できるだけいろいろな場所に設置することが望ましい。
自分の家付近。
神戸の里山。
で、許可をいただければ三木の里山。
巣箱が10ほどあって、
数に限りがあるのだけど、
自治会の総会のときに、
1件設置してほしい依頼がきたので、
そこにも設置する予定にしている。

巣箱1つで、
大きな日本ミツバチの住む環境をよくしよう
などという大それたことはできないけれど、
巣箱1つで日本ミツバチという生き物に興味がわき、
自然との距離が縮まるという人への効果はある。
入居するかどうかはかけみたいない感じだけど、
入居することを夢見て、
少しずつ準備を進めたい。


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