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Desolate Sphereの活動を振り返る(2020年~2022年)
私がギター及び作曲を担当しているDesolate Sphereの2nd EPがリリースされて1周年ということで、まだ活動開始から2年程しか経っていませんが一度振り返りをしようかなと思います。
長い記事ですが、これまでDesolate Sphereがどういう道を辿ってきたのか気になる方は是非読んでいただけると幸いです。
結成~1st EPリリース
遡ること、2020年3月。
私が1st EP収録のMy Retributionの原型となるデモ音源をSoundcloudにアップロードし、Twitterにてボーカルを募集したのが、全ての事の始まりです。
その時にBloodeyed SunsetのVo.であるSinが参加してくれて、当初はプロジェクトとして始まりました。
ただ始めたのは良いものの、私生活や世相のこともあって数ヶ月ほぼ何もせず過ぎてしまい、Desolate Sphereという名前が決まったのも2020年の秋頃でした(バンド名の由来は自分が好きな某バンドの曲です)。
My Retribution以外の1st EP収録の2曲は、その時期に作りました。
名前を決めてからは割と順調に進み、年末にはyu-ki iwata氏にバンドロゴを制作してもらいました。
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年が明けてからボーカルをセルフレコーディングし、2021年3月14日に1st EP『The Blackest Desolation』をリリースしました。
ギターとベースは宅録で、ドラムは打ち込みです(この時だけ自分がベースも担当)。ミキシング/マスタリングはthe Art of Mankindのウーミンさん。
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2021年に入って1st EPリリースが現実味を帯びてきたあたりからプロジェクトからバンド形態に移行したいと考え始めていたため、Bloodeyed Sunsetの活動との兼ね合いから残念ながらSinが脱退することに。
しばらくして、現ボーカルであるKent Sasakiが加入しました。
ボーカル交代 / 2nd EPリリース
Kentとは元々知り合いで、彼がライブ活動も想定したバンドをやっていなかったため声をかけたという経緯があります。
この時私は1st EPから少しスタイルを変えようと考えていました。
具体的には、The Black Dahlia Murder的要素の割合の増加です。そこで、Kentにはそれを想定した歌詞及びボーカルラインを考えてもらうことにしました。
2nd EP "Hallucinosis"は4曲中3曲が新曲で、最後のRe-Metamorphosisだけは1st EP収録のMetamorphosisを再構成した曲なんですが、Kentが加入してから比較的早い段階で新曲を作り、Metamorphosisのアレンジを行いました。
そこからは3ヶ月程かけて、Hallucinosisのミキシング/マスタリングを手掛けたRio Numata氏によって1曲ずつボーカルをレコーディング。前作と違って私はベースを弾かず、現Schathetomaの悠燦にゲストとしてベースをお願いしました。ドラムは前作と同じく打ち込みです。
アートワークはバンドロゴと同じくyu-ki iwata氏に依頼。
お気付きの方もいるかもしれませんが、HallucinosisのテーマはBloodborneで、yu-ki氏はその世界観に沿った見事なイラストを描いてくれました。
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同年11月にThe Last Hunterを先行シングルとして公開し、その後12月10日に2nd EP "Hallucinosis"をデジタルでリリース。
CDは2週間後の12月24日に発売開始しました。
1st EPはデジタルのみのリリースだったので2nd EPで初めてCDで出したんですが、発注の際のデザイン/レイアウトは私自身で行いました。
CDを集めるのが趣味なこともあって、所々拘りました。是非手に取ってもらいたいです。
この時Desolate Sphereオフィシャルショップやbandcampだけでなく、ディスクユニオンでも委託販売したのですが、
【HR/HM 週間チャート⚡️】
— ディスクユニオンハードロックヘヴィメタル (@diskunionMETAL) January 6, 2022
1/6付
👑国内盤👑
1. LOUDNESS / SUNBURST~我武者羅 2形態
2. LOUDNESS / ON THE PROWL 30th ANNIVERSARY
3. まだ見たことのないセカイ
4. So Hideous
5. Desolate Sphere
👑輸入盤👑
1. HAVAMAL
2. 200 STAB WOUNDS
3. POWERWOLF
4. Gods of Decay
5. CIRITH UNGOL pic.twitter.com/HzLy6pXmJw
なんと週間チャートインするという結果に。
2011年以来ディスクユニオンに通っているので、自分の作品がこうしてチャートに掲載されるのは個人的にかなり感慨深かったです。
こうして2nd EPを2021年の末に世に出したわけですが、結局正規メンバーとしては1st EPの時と同じくボーカルと自分という2人体制のプロジェクトという形態のままで制作を行いました。
ただ何もしていなかったわけではなく、水面下ではフルメンバー体制に向けて話を進めていました。
そして年が明けて、2022年。
新年初日に新メンバーを発表しました(既に2人脱退しています)。
バンド体制開始 / 初ライブ
年明けにフルメンバー体制を発表して早々、1月の中旬にYouTubeでThe Last Hunterのギタープレイスルーを公開しました。
このプレイスルーの撮影を手掛けてくれたのは友人であるFractusのGomiで、編集は彼のバンドメイトRyosukeによるもの。
個人的にこのプレイスルーで注目して欲しいのは、私のギタープレイは勿論ですが、同時に私が着用しているNecrotのロンTとEntombedのニット帽です。
我々のようなジャンルであれば、アー写やライブだけでなくこういった動画でも好きなバンドのマーチを着るのがベストだというのが持論です(ちなみに動画内で映っているPeavyのアンプ及びEVHのキャビネットは某スタジオでレンタルしたもので、レンタルとはいえここも拘りました)。
続いて2月には、初ライブの告知を行いました。
フルメンバー体制になって早々に初ライブが決まったのは、見てお分かりいただける通り、Bloodeyed Sunsetのレコ発企画だからです。
Bloodeyed SunsetのVo.であるSinが1st EPに参加した縁でこうしてすぐにライブする機会に恵まれたのはとても有難いことだなと今でも感じています。
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そもそも何故2nd EPリリース前からライブ活動を行わなかったのかですが、ライブでやる曲を世に出した状態でライブをしたかったからです(1st EPの曲数では足りない)。
自分もKentもその点において一致しており、メンバーを集めるのではなく先に制作を行いました。
ライブをしつつ音源制作に取り組むのも1つの手だとは思いますが、結果的にセットリストの曲全てがリリース済みという状態でライブすることができたので、この時の判断は正しかったと思っています。
初ライブに向けて練習する傍ら、ライブにて販売するグッズを増やすべくTシャツを発注(パーカーも作りましたが季節が外れてしまうこともあり完全受注生産)。
物販に2nd EPのCDとTシャツがあるという状態で初ライブに臨むことができました。
そして迎えた初ライブ当日。
我々の取り置き分だけで50人以上のお客さんが観に来てくれたので、サークルでのライブ経験がそこそこある自分も緊張しましたが、無事に終えることができました。
物販の売れ行きも好調で、CDやシャツを準備した状態で初ライブを行えて良かったですね。
京都遠征、再録音源、メンバー脱退
初ライブを終えてひと段落したところで、今度は京都遠征の誘いが舞い込んできました。
2回目のライブにして京都に遠征というのは、(オリジナルとしては)場数をほとんど踏めていない我々にとってなかなか賭けに出た選択だったかもしれませんが、関西方面に少しでも進出できるチャンスだと思い、出演しました。
DeGraceやDysalgiaといった比較的近しい音楽性の関西のバンドと共演できる機会はなかなか無いので、貴重な経験になったと思います。
京都遠征は7月だったので時期が前後しますが、6月末には新たなプレイスルーと同時にHallucinosisのtab譜を販売開始しました。
このRe-Metamorphosisのプレイスルーは、私自身が撮影及び編集を行いました(外注の重要性も再確認しましたが)。
tabに関してはCDやシャツと同様にバンドグッズの1つであり、それまで販売していなかったため、新たにGuitar Pro 8を購入した上で販売開始しました。それまで無料のtux guitarを使っていたのですが、GPめちゃくちゃ便利なのでオススメです(少々値は張りますが)。
更に同時期、京都遠征前にロゴステッカーを作りました。
これも新たなマーチの1つですが、どちらかというと売ることよりも配ることに重きを置いたもので、ライブに来てくれた方や知り合いに配ると好評だったと思うのでグッズとしてオススメです。
9月の頭には、再録音源をリリースしました。
その時の記事はこちら。
上の記事には書かなかったことですが、この再録音源をリリースしたのは、再録をしたかったというよりも新たなメンバーと共に一度制作をするのに1st EP収録のThe Serpent Of Edenがちょうど良い素材だったからです。
ただ今になって思うと(ここに書くべきかどうか分かりませんが)、当時曲のストックもあったことだし再録よりも新曲にリソースを割くべきだったかなというのが正直なところです。
まぁメンバーが同時期に辞めたのでちょうど良かったのですが、再録をするのはもっと時が経ってからのほうが良いかもしれません。
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さて、これまでも触れてきましたが、この時期にメンバーが2人脱退しています(2人とも別々の理由)。
このことに関して書きたいことは特にありませんが、やはりある種のターニングポイントであったというのは事実で、恐らく多くのバンドが通る道を結構早い段階で踏めたのは経験として良かったのかもしれません。
新メンバー加入、そして現在
メンバーは脱退しましたが、サポートを迎えつつ11月3日には3度目のライブを行いました。
それに関する記事はこちら。
Desolate Sphereとしてライブを行う予定がしばらく無いので、この時のライブが年内最後のライブとなりました。
そして11月25日。
遂に新ドラマー加入を発表しました。
新ギタリストは迎えず4人での新体制になりますが、間髪入れずに発表できたことはバンドがまだまだ止まらないという意思表明という意味で大きかったんじゃないかなと思っています。
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事実、2022年12月現在既に新作に向けて前に進んでいます。
元はと言えば私のソロプロジェクトなこともあってやはり音源制作はとても重要であり、今回はきちんとバンドとしてリリースできそうということで個人的にとても楽しみにしています。
既にDesolate Sphereを聴いたことある方も、そうでない方も、是非我々の新作にご期待いたたければなと思います。
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長めの文章となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!
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