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和服を普段着として着ていた時代もあったね

光文社新書さんのnoteに↓の記事があった。

私の幼い頃は、まだ普段着として和服を着ている人が大勢いた。

小学校低学年のころのお隣のおばさんも、いつも和服を着ている人だった。

「みなかわさんのおばさん」だ。

そのころ共働き家庭だったので、学校から帰るといつもみなかわさんのおばさんのところに行っていた。上品で穏やかな人だった。

父の転勤に伴い引越しした先でのお隣に住んでいて、数年でみなかわさんのおじさんの転勤に伴い引っ越して行ったのだった。

そのころ近所に住んでいた母方の祖母も、いつも和服を着ている人だった。35年前に亡くなったのだが、それまで和服以外着ているのを見たことが無かった。

職業婦人であることに諦めのつかない母だったので、祖母宅の近隣に転勤したのだろう。私はばあちゃんの腰巾着と呼ばれていたらしい、お寺のお参りにも良くついていった。

いつも髪を自分で結い上げて、決して派手ではないがお洒落なばあちゃんだった。

その孫娘の私は、嫁入り道具のはずの和服を一式、虫干しするのが面倒だからと実家に預けたままだ。最近母も要介護の老人となり、風を通すこともなく箪笥に眠っている。

#日記 #思い出 #昭和 #祖母 #ばあちゃん   #昔語り

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