ミーティングから1on1へ
朝渋ネタ。
ECsiteの「北欧、暮らしの道具店」では、
ミーティングをやめた。
ミーティングをやめて、1on1にした。
つまり、全体が集まって会議をする、
じゃなくて、
1対1の対面式にした。
マネージャーの津田麻利江さんは、
「1on1が成立するためには
心を開きあうことが必要」
なんだか怪しげな話だ。
でも確かに、意思決定としてのミーティングは、
儀式として必要だろうが、
意思疎通としてのミーティングは必ずしも必要ないかも、
と考える価値はありそう。
ものごと(決まりごと、決定事項)の確認=意思の疎通、
の等式は当てはまらない。
意思の疎通はコミュニケーションからしか生まれない。
とすれば、全体が集まっての会議より、
面談型の1on1のがずっといい。
しかしこれは、ものすごいコミュニケーションコストを伴う。
まず、その人のことを「見る」ことが必要、
ブログやSNSなど、仕事ぶりのほかにも、
「その人」がなにを考えているかを「見る」場所はある。
さらに、SNSやブログを見られて「管理されている」と感じさせないには、
信用や信頼がたくさん必要になる。
どうすれば、チームのメンバーとの信用信頼度合いが高めるか。
まずは、自分が相手のことを信用する。
すると、相手が自分のことを信用する。
その結果、「心を開きあう」となる。
リーダーはメンバーのことをちゃんと見ていること、
というのも同意できる。
じゃないと、コミュニケーションのネタがない。
1on1のスタートが、
「どう?最近」
じゃ話にならん。
コミュニケーションにかける時間と労力、
つまりコミュニケーションコストはとても高くなるが、
「コミュニケーションの増量は組織の活性化に比例する」、
という信念がわたしにはあるから、
それは覚悟をもってやんなきゃいかんことである。
じーーーっと学生たちのSNSを追いかけるわけにはいかない。
幸いにも、毎回講義の後には感想文を書いてもらっている。
その感想文に対して、いちいち返信をしている。
100人分、毎週。
それをもっと活用するのがいいかも。