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地域を巻き込んだ探究学習

となり町の大槌高校の探究学習発表会にいってきた。

生徒数が少ないこともあり、9つの会場に分かれ、
一人ひとりで8分間のプレゼンテーション。
マイプロジェクト(2年生の探究学習)で学んだことを発表する。

よく街に出てるなあ、とプレゼンを聞いてて思った。
仮説を検証するフィールドワーク、
企画を実行するフィールドワーク、
話す、聞く、調べる、考える。
だんだんだんだん、街の人たちとつながっていく。

3年生は「18年間で身につけた"大槌(ハンマー)”」をパネルで

大槌高校は大槌町と連携して高校魅力化事業をやっていることもあって、
行政、教育委員会、議会、町内会、事業者などから、
大人たちが発表会に参加して、質疑応答、発言もする。

パネルディスカッションにパネラーとして登壇した寺脇研さんは、

「発表会へ来て、大人たちも学んでいる。これが生涯学習です」
「生涯学習に生徒なし、生涯学習に教師なし、みんなで学ぶ」

といっていた。

さらには、
「自分は何をやるのか、どう生きていくのか、
高校生のうちに決められることがとても重要。
大学に入ってから考えます、じゃ遅すぎる。
18歳までに決めて、そのために大学で学ぶ」

大槌町は人口1万700人。
釜石と同じく、住民は減り続け、高校を卒業したら町を出て、
都会で学んだり働きにいく若者も多い。

だけど、
「大人が責任をもって、18歳まで育てていきます」
と平野公三町長はいう。

釜石の「未来への責任」を思い出した。