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地域おこしは「対話」と「協働」

4年ぶりのパーティ

地元の酒蔵浜千鳥が主催の「浜千鳥のすべてを楽しむパーティ」で、
となり町の大槌町でソーシャルビジネスをやっているともちゃん(藤原朋さん)が講演して、
「地域おこしは対話と協働」といっていた。

ともちゃんは大槌町でジビエツーリズムやハンター育成事業をしているが、
これは「鹿が多くて困る」という町の人の声から。
いわゆる「獣害」をなんとかしようと勉強会を開いて、
いろんな人たちとの関わりの中で、
「害獣」の鹿を「地域資源」と捉え直した。

浜千鳥には、大槌・釜石限定販売の「源水」という日本酒がある。
これも、ともちゃんの「対話と協働」がきっかけだった。

豊富な湧き水と酒米と

大槌町には湧き水が豊富にある。
いや、豊富にあった。

復興過程でのかさ上げ工事で、
湧き水がどんどん塞がれていった。
これまた町の人が「湧き水を有効活用できないかな」と。
これを聞いたともちゃん(たち)は、
まず湧き水に詳しい人に話を聞き、
つぎに日本酒の研究者に湧き水の活用方法を教えてもらい、
大槌町に話を持っていって「おもしろい!」といわせ、
(つまりカネを出してもらうかお墨付きをだしてもらえる)
酒造浜千鳥に「カクカクシカジカ」というと、
浜千鳥の新里進社長は「やろう!」と即決。
水質検査と分析をしたら、日本酒の仕込み水として最適、とわかった。

その湧き水が湧くところが「源水」地域といい、
じつは浜千鳥が栽培してもらっている酒米の田んぼの近くだった。

町の人との対話(会話)から、
地域資源の湧き水とお米を使い、
湧き水の専門家、日本酒の研究者、行政、民間企業など、
いろんな人たちの才能を持ち寄り、
いろんな人たちとの協働によって、
地域限定、「地域おこし酒」の「源水」ができあがった。

なにかに似ている

いろんな人たちの得意、知識、才能を持ち寄って、
協働してことをなす。
って、ものすごく同意、共感、共鳴する。
なんでこんなに共鳴するのかなあ、と思ったら、
大隈塾のコミュニティの会社「ストーンスープ」の名前の由来、
「ストーンスープの物語」がそれだった。

ストーンスープ物語の中身については、またあした。