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いつものとはちょっと違った田植えだった

昨日は、地元の酒蔵「浜千鳥」の田植え体験会。
今シーズン3回目の田植え。

だけど、前2回は運営側で、マネージメントが主で、
ガチの田植えはこれが最初。
体験会、というからちょちょいって感じかと想像していたら、
思っていたよりガチ。
子どもたちも入れて70名ぐらいが一線に並び、
掛け声をかけて調子を合わせながら、
少しずつ植えていく。

休憩なしで90分ぐらい、1反程度の田んぼに苗を植えて完了。
なかなかのガチ田植えだった。

神棚をつくって宮司をお招きして、
田植えの前に神事を執り行った。
祝詞を上げ、鍬入れやお手植え初の儀式的なことが、
15分ぐらい続いたか。
これはこの田植えが酒米をつくり、酒造りの第一歩だからか。
苗は岩手オリジナル酒米の「吟ぎんが」。
浜千鳥ではこの米で純米大吟醸などをつくっていて、
去年からはあっちこっちに水が湧いていて有名な大槌町の源水地区の湧水をつかった「源水」という純米吟醸酒を醸造している。
「源水」は地域限定の販売で、ネットでも売ってない。
地産地消、地元ではありがたがって飲んでいるお酒だ。

鍬入れの儀
子どもたちがはしゃぐ声が響いた
祝詞を上げてお祈りをする

会場はとなり町の大槌町の田んぼだったので、
ひさしぶりに大槌町でジビエをやっているトモちゃんに会えたし、
釜石シーウェイブスの山田龍之介選手も家族で参加していた。
彼のように、シーウェイブスのイベントじゃなくて、
ほかの団体のイベントに参加して、ファンじゃない人たちとも交流するのも、地域のチームとしては大切なことなんじゃないかと、改めて気がついた。

にしても、酒造りの一環としての神聖な儀式から始まって、
子どもとワカモノとオトナたちとがワイワイ楽しむ田植えは、
いつもの田植えと違った味わいがあって楽しかった。