見出し画像

なにごともない一日だった

朝、ジョギングをしてると、
港のビルに、半旗がうなだれていた。

「ああそうだった、昨日は国葬の日だった」

思い返せばわたしも釜石も、なにごともない一日でもあった。

朝イカをたくさん釣ったと友人のケンちゃんからLINE。
ジョギング中だったので、
ケンちゃんの職場の冷蔵庫に預かってもらうことにした。

午前中はずっと25分ペースで仕事をして、
(25分ごとにアラーム鳴らしてやってる作業を切り替える)
正午の市役所のチャイムもいつも通り。
お昼ごはん食べて昼寝して、
イオンにいってもふつうの様子。
人はまばら。
14時にミーティングをしてもなんの話題にもならず。

夕方新聞を読みに行って、
ケンちゃんの職場にイカを受け取りに行って、
シェアオフィスでちょこっと仕事の続きをして、
近くのゲストハウスで、カレーパーティ。
リビングのテレビはついてたような気がするが、
誰も見てなかった。
みんなふつうに、楽しく過ごしていた。

港のビルは、公的な施設。
昨日はしまい忘れたのか、
それとも四六時中国旗社旗そのほか旗を上げているのか。

曇った空に旗がうなだれていた。