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そば800グラム800円のホントの価値

昨日は「和山そば研究会」だった。

老舗の「川㐂家(かわきや)」というそば屋があって、
そこはそばの実を育てて、挽いて、打って、茹でて、提供している。

そばの畑が和山という、釜石の奥深いところにある山にあって、
店主マナブさんが広大なそば畑(12h=東京ドーム3個分)を運営してて、
脱サラ移住者のミッシーがそれを手伝っている。

そのミッシーを励ます、という大義名分でもって定期的に川㐂家に集まって飲食楽しんでいるのが、「和山そば研究会」。

昨日、マナブさんがめずらしく研究会にちょこっとだけ参加した。
(でも席に座ったりはしない)

マナブさんは体格がよく、ちょっとコワオモテ。
だけど、娘さんが遠くの学校に進学するために家を出る、
ってことをfacebookでさびしがったりして、
普通の父親よりも人情味があふれるところもある。

ちょうどいま、そば畑の種まきの時期。
マナブさんは夜中の2時(26時)に起きて、3時に自宅を出発。
和山の圃場につくのが4時。
そこから作業が始まって、7時までには作業を終えて帰路に。
8時に自宅に帰ってきて、着替えてお店の開店準備。

ランチタイムと休憩を挟んで、夜営業が終わるのが20時を過ぎる。

これはすごいなあ、と思った。
しかも、4時にそば畑に向かっている途中に雨が降ったら中止だし、
着いて作業中でもそこで終わり。

そんな苛烈な作業があって、ここのそばが食べられるのか、
と研究員一同感激。
こりゃ、ミッシーがんばれ! というよりも、
マナブさんありがとう! だなと、
研究員一同800グラム800円の「和山そば」を注文。

みんな完食、のはずが、あろうことかミッシーのハシが止まったまま動けない。
ヘルプに入って、ミッシー完敗。


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