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よい問いは仲間をつくる よい問いはコミュニティになる

くまがく部が発足

大隈塾コミュニティの学生部門「くまがく部」の活動がパワフルになっている。
がんがん学んでいる。

昨日のゲスト講師は、山田崇さん。

元「日本一おかしな公務員」で、
長野県塩尻市役所から、この4月にdocomo gaccoに転職された。
オンライン・オフラインで、しかも無料で学べるシステムで、
わたしもここで学んだことがある。

山田崇さんの個人サイトがすごい。
アートやデザイン系の人のように、ポートフォリオになってる。

山田さんは「くまがく部」の学生たちに、
インプット→アウトプット
ではなく、
アウトプット→インプット
を勧める。

まずはやってみる、経験してみて、
フィードバックをもらったり、
自分で考えたり、
そして、本を読んだり調べ物をして、
また経験してみる。

これは、デイビッドコルブの「経験学習モデル」だ。
<具体的な経験をする> 具体的経験
→<内省する> 内省的反省
→<教訓を引き出す> 概念化・抽象化
→<新しい状況に適用する> 能動的実験
→<具体的な経験をする>


なんでもやってみる「◯◯なのだ」のプロジェクト

アウトプット→インプットで山田さんは2012年、
「nanoda(なのだ)」プロジェクトを立ち上げた。

当時、商店街の空き家問題に直面していた。
そこで、
「地域の課題を想像でとらえるのではなく、実際に現場に身をおいてみないと商店街の現状・課題はわからない」
としてまず、なんでもいいから思いついたことを「◯◯nanoda」とタイトル付けしてやってみる。
たとえば、「お掃除なのだ」は空き店舗や老舗旅館をお掃除する活動。
掃除のあとにそこですき焼きを食べる「すき焼きなのだ」、とか。

「nanodaなのだ」は、とりあえず行動してみるプロジェクト。
行動に触発されて、いろんな場所でいろんな人と人がつながり、
塩尻市だけではなく、あちこちのコミュニティが活性化した。

そして先日7月7日にスタートさせたのが、
「nanocaなのか」プロジェクト。問いを立てるプロジェクトだ。

山田さんはいう。

よい問いは仲間をつくる
よい問いはコミュニティになる

問いを立てることは、内省のプロセスにも似ている。
山田さんの生き方自体が、経験学習モデルになっている。