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親40代、子ども20代、生き方で意見が合わない理由

3ステージの人生が、これまでだった。
1stステージ:フルタイムで教育を受ける(小学校〜高校、大学)
2ndステージ:フルタイムで仕事をする(新卒一括採用、終身雇用)
3rdステージ:定年、引退、余暇(年金と貯蓄による生活)

0ステージが6年あるとして、
0+1+2+3=80(年)だとすると、
80年ー(6年+16年+43年)で15年が3rdステージ。
90年だとすると、25年。
年金と貯蓄だけでいけるか?

しかも終身雇用がなくなったとしたら、
3ステージな生き方はできなくなる。
『ライフシフト2』では、「マルチステージ」な生き方を推奨している。
というか、そうじゃないとムリですよ、と。

1stステージで、高校生で起業したり、
大学生でインターンにでて社会(仕事)経験を積む、ということをしている。
たくましいのは、大学に入れずに浪人しているときにすでに起業する、
起業してやりたいことを先にやりながら、
受験勉強している、という10代も、
わたしが知ってるだけで3人いるから、
けっこうな数でいるんだろうし、
これからトレンドになってくるんだろうなと思う。

そして、そうやって2ndステージにいった若者は、
ただじーっと2ndステージをやっているんじゃなくて、
1stと3rdもやってる。

ちなみに、1stである大学生は、授業はオンラインで受講して2ndと3rdを、
長期休暇では2ndと3rdをやっている。

無自覚にマルチステージで生きている学生が、
当たり前のように3ステージで生きてきた親と意見が合わないのは、
こういうことが背景にあるようだ。

『ライフシフト2 100年時代の行動戦略』アンドリュー・スコット、リンダ・グラットン著 池村千秋訳 東洋経済新報社 2021年