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非日常が日常だから「非日常性」がわからなかった

なかったのは、遊びゴコロだった。

ミミグリの安斎勇樹さんをゲスト講師にお招きした。

講義90分、資料38枚、あえて一部分だけ切り取れば、
「ワークショップのエッセンス」
4つあって、
「非日常性」「協同性」「民主性」「実験性」

これまで安斎さんの本を読んだり、ポッドキャストを聴いたりしてきたが、
でどうしてもピンとこなかったのは、
「非日常性」

ワークショップ、グループワークは大隈塾では毎回やってて、

「協同性」一人の天才に頼るのではなく、多様な集団のコラボレーションを重視
「実験性」試しにやってみるという姿勢、“答え”や“設計図”がない
「民主性」関係者/参加者の意見を大事にする、トップダウン→ボトムアップ

これはぴたっとあてはまる。
だけど、「非日常性」ってなんだろかな、と考えてたら、
日常と違うなにか、とは……。

「非日常性」いつもとちょっと違うやり方で、遊びごころをもって取り組む

ああそういうことか、とわかった。
非日常性って、「遊びゴコロ」のことなのか。

たしかに、遊びゴコロはいつもいつもそばにあるわけじゃない。
どっちかというと、「ああ、遊びゴコロもってなくちゃ」と強制思考させないと、
なかなか遊びゴコロもって仕事はできない。

でも、Playfulに仕事も生活もしようとは常に思っている。

ここで、「遊びゴコロ」と「Playful」が結びつく。
(ここ、いま気がつくとはかなりうかつだった……)

ああそういうことか、とわかった。
「非日常性」いつもとちょっと違うやり方で、遊びごころをもって取り組む
は、大隈塾にとって「日常」のことだった。
だから「非日常性」がワークショップのエッセンスといわれてもピンときてなかった。

大隈塾はいつも、ちょっと変わったやり方で、Playfulであるようにココロがけて取り組んでいる。

でも、新コロナの「非日常性」も、「日常」になってきた。
オリンピックやるんなら、運動会やらせてあげなよ。
オリンピックやるんなら、美術館開けてよ。
オリンピックやるんなら、合宿させてよ。
オリンピックやるんなら、旅行に行っちゃうぞ、
と思っている人はたくさんいる。
羽田空港、沖縄行き石垣島行き、人がたくさんいた。
もちろんみんな、マスクしていた。