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株式市場のオカルト都市伝説 経済は呪術と魔術によって動いている!!/嵩夜ゆう

一瞬の勝負が、莫大な富を生みだす株式取引の世界。その勝敗を分けるのは、必ずしも科学的な判断ではない。むしろオカルティックな知識と神秘体験こそが、市場を動かす重要な鍵となるのである!

文=嵩夜ゆう

File01 オカルト知識の差が利益を生む!

 ここ最近、株式相場や金価格、仮想通貨といった、いわゆる投資投機に関する指標が日常会話に出てくるようになった。これは日本だけの現象ではなく、世界中でこれまで金融とは縁遠かった人々が市場に参入するようになった、ということの表れである。
 たしかに日本でも1980年代のバブル期や、2000年代のITバブル期に似たような現象はあった。しかし現在のそれは、まったく別次元の状況といっていい。わかりやすくいえば、スマートフォンの普及により、だれでも簡単に投資投機市場にアクセスできるようになったためである。まさにこれこそが、市場参加人数を飛躍的に増大させた原因なのだ。
 しかしその一方で、一般参加者と専業トレーダーの間には、埋めようがない情報の格差が存在していることはあまり語られることがない。

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1980〜2020年の日経平均株価の動き。2020年は1980年代とほぼ同じ角度で株価が伸びているが、これは投資材料が増えたのではなく、投資参加者が増たためだ。

 その情報格差とは、なんなのか。
 読者は、シンクタンクが出す高額な中長期予測やインサイダー情報、あるいは特殊なAIを使用した超高速トレードなどを想像することだろう。
 確かに、シンクタンクや格付け会社の情報の活用は勝率に直結するものであり、それを持っているのと持っていないのとでは、明らかに中長期的な株価の予測への影響が表れる。
 また、AIを使った高速トレードや、「フィンテック」と呼ばれる機械化されたトレーディングシステムも、利益率に大きな差を生むであろうことは想像に難かたくない。さらにいえば、インサイダー情報は違法ではあるが、明らかに存在し、市場関係者のごく一部がこれを利用して不正に利益を取得していることも事実である。
 だが、これらは決して決定打にはならない。現在ではネット上に、こうした高額な有料情報が無料で落ちていることも珍しくないからである。

 では、筆者を含めたプロのトレーダー、すなわちトレーディングをメインの収入としている者とそうでない者では、どこに違いがあるのだろうか。
 筆者はそれを、オカルトの知識の差だと断言する。
 ただし、多くの場合、投資の専門家は、オカルトの知識であるという認識のないまま、それを使っているのだ。

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トレードの情報は関係者しかわからない暗号を使うことで、インターネット上の掲示板に開示され、出まわっている。

13世紀の数秘にまつわる投資手法

 投資家が、その知識がオカルトであるということを知らないままに使用し
ているもの──その代表例をまずは紹介しておこう。

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